敗血症治療センター

概要

センター長あいさつ

  感染症にかかった患者さんが、何らかの臓器の機能低下(臓器障害)を合併した状態を敗血症と言います。敗血症は、世界では3秒に1人の患者さんが亡くなるという、重篤な感染症です。したがって、敗血症への進展を予防し、いったん敗血症となった場合でも、早期にかつ適切に治療することが救命には必要です。
 敗血症治療センターでは、敗血症に伴う呼吸不全に対する人工呼吸から人工肺を用いた治療、敗血症性ショックに対するガイドラインに基づいた集学的治療と、循環のモニタリングをはじめとする、各臓器に対する治療を24時間たゆまなく行っております。特に、敗血症の原因と考えられる、血液中に存在する蛋白質の濃度を制御する目的で、各種の血液浄化療法を併用することが可能です。
 敗血症の治療には医師だけではなく、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士などといった多職種によるチーム医療が求められます。現在、敗血症治療センターでは、これらの多職種による連携に加え、敗血症に伴うさまざまな臓器の障害に対応するために、各臓器の専門医の協力のもと、敗血症診療を行っております。このような総合的なチーム医療無くして敗血症診療は成り立ちません。
 個々の患者さんの救命はもちろんのこと、北海道の医療を支えることを目的に、敗血症治療センターを運用しております。是非ともご活用いただけますようお願いいたします。

コンセプト

 札幌医科大学附属病院では、臓器障害を合併した感染症である敗血症の診療体制の確立を図り、関係診療科・診療部門による院内横断的組織として、敗血症診療を取り組むための敗血症治療センターを設置いたしました。
 また、高度救命救急センターと協働し、札幌医科大学附属病院以外からの敗血症患者受け入れの窓口としての機能を有します。

センターの業務

(1) 敗血症の原因となっている感染症ならびに合併している各臓器障害に対する予防、診断、治療に関すること。
(2) 
敗血症の診断、治療に関わる医師、メディカルスタッフを含めた医療従事者への教育に関すること。
(3) 敗血症の関係診療科・関係部門との円滑な連携に関すること。
(4) 医療従事者あるいは一般市民に対する敗血症の啓発に関すること。
(5) その他、上記以外の敗血症診療の確立に必要と考えられること。

センターの組織構成員

センター長  : 升田好樹(集中治療部)

 副センター長 : 成松英智(高度救命救急センター)

副センター長 : 高橋 聡(感染制御部)

副センター長 : 巽 博臣(集中治療部)

構 成 員  : 原田敬介(高度救命救急センター)

         山 直也(放射線診断科)

         長谷川峰子(看護部)

         室橋高男(臨床工学部)

診療案内