札幌医科大学附属病院

血液内科では、急性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器疾患に対する造血幹細胞移植や化学療法を行っています。当科は、日本造血・免疫細胞療法学会が定める移植施設認定基準における認定カテゴリー1に区分される診療科として、骨髄バンクを介した非血縁者間移植や臍帯血バンクを介した臍帯血移植を数多く施行しております。また、免疫性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、血友病を含む血液凝固異常症などの血液疾患全般の他、ヒト免疫不全ウイルス（HIV）感染症の診療も行っております。悪性リンパ腫に対する免疫細胞療法であるキメラ抗原受容体T細胞（CAR-T）療法については、治療実績を積み重ねております。

血液疾患全般、HIV感染症

・造血器悪性腫瘍（白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、全身性アミロイドーシスなど）に対する造血幹細胞移植（骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植）

・造血器悪性腫瘍に対する診断、治療（化学療法、放射線療法、CAR-T療法）

・再生不良性貧血における診断、治療（免疫抑制療法、造血幹細胞移植など）

・出血性疾患における診断、治療（免疫性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病、血友病、フォンヴィルブランド病など）

・血栓性疾患における診断、治療（凝固異常症、先天性血栓素因など）

・HIV感染症/後天性免疫不全症候群（AIDS）に対する診断、治療

血液検査、骨髄検査、リンパ節生検、末梢血幹細胞採取・凍結保存、無菌治療室