リハビリテーション科Division of Rehabilitation

概要

診療内容・特色

診療の基本理念: 「活動」を治す
当科では、「人体は、安静によって機能が低下し、活動する事によって機能が最適化される」という根本原理を診療の軸に据えています 。特定の疾患や臓器のみを診るのではなく、全人的に診療し、身体活動の再構築を通じて生活の質(QOL)を最大限に高めることを目指します 。医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、看護師が緊密に連携する多職種チームにより、急性期から生活期まで途切れない支援を提供します 。
診療の特色
1. 超急性期からの運動療法
ICU(集中治療室)入室直後や各疾患の術後などの24〜48時間以内という極めて早期から運動療法を開始します 。早期離床と抗重力位(座る・立つ)の確保により、廃用症候群を防ぎ、早期退院と社会復帰を強力にバックアップします 。
2.各機能障害に対する理学療法・作業療法・言語聴覚療法・義肢装具療法・物理療法
機能障害をお持ちになられている全ての入院患者の皆様に、リハビリテーション科医の診断のもと、適切な理学療法・作業療法・言語聴覚療法・義肢装具療法・物理療法を実施し、機能回復を促進します。
3. 再生医療とリハビリテーション医療の融合
札幌医科大学の強みである脊髄損傷などに対する再生医療(神経再生医療)とリハビリテーション治療を一体化させています 。当科では、最先端の再生医療を受けた方に対し、機能回復を促す最適なプログラムを科学的根拠に基づいて立案・実施します 。

専門分野

全診療科の疾患・病態に対応する、脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、がん患者リハビリテーション、心大血管疾患リハビリテーション、呼吸器リハビリテーション、廃用症候群リハビリテーション、摂食機能療法、リンパ浮腫複合的治療を行っています。以下に一部の診療内容例を紹介します。

脊髄損傷
 脊髄損傷後の機能改善、合併症の予防と治療
痙縮
 痙縮の診断、治療(内服薬・ボツリヌス治療・装具療法)
摂食・嚥下障害
 飲み込みの障害に対する評価(嚥下造影など)と訓練
高次脳機能障害
 注意・記憶・遂行機能障害の評価と支援
リンパ浮腫
 専門医と専門関連職による包括的治療
義肢・装具
 義肢装具士と連携した適切な義肢・装具の処方と作成
パラスポーツ
 パラアスリートのメディカルチェックと大会参加支援

主な検査・医療設備

心肺機能検査、嚥下内視鏡検査、嚥下造影検査、高次脳機能評価、電気生理学的検査
3次元動作分析、拡散型圧力波機器、体成分分析装置、超音波検査