理事長・学長室から2026

No.53令和8年8月5日発行

はじめに

 髙木 美帆さん、国民栄誉賞受賞おめでとうございます!!
 7月7日に髙木さんをお招きして開催したスポーツ医学セミナーは、学内外から大きな反響がありました。髙木さんの飾らないお人柄と聡明さに触れると、周囲の誰もがたちまちファンになってしまいますね。私もその一人です。
 セミナー当日は、時間の関係上、一つの質問にしかお答えいただけなかったのですが、髙木さんに事前に寄せられた10以上の質問のリストをお渡ししたところ、後日、一つ一つの質問に対する丁寧な回答リストを送っていただきました。トップ選手としての心身面の管理法や、スポーツ医学に対する期待など、とても深くて貴重な内容となっています。学内サイト(下記リンク)に掲載していますので、ぜひ目を通してみてくださいね。
 「理事長・学長室から2026」No.53をお届けします。

1.保健医療学部同窓会設立40周年記念式典・祝賀会が開催されました

 8月1日、本学臨床教育棟講堂において、保健医療学部同窓会設立40周年記念式典が開催されました。私と片寄 正樹保健医療学部長による祝辞に続いて、元コンサドーレ札幌の小野 伸二さんによるトークセッションが行われました。「挑戦で切り開く未来づくり ~北海道から世界へ~」というテーマに、(株)コンサドーレの横野 純貴さんを交えて、海外への挑戦、ケガとの闘いなど、非常に示唆に富む、しかも楽しいトークを展開していただきました(写真1、2)。試合全体を俯瞰的に捉える天性のサッカーセンスなど、「天才小野伸二」の片鱗も垣間見ることができ感動しました。先月のFIFAサッカーワールドカップでも解説者として活躍するなど大変お忙しい中、ご来学いただいたことに心より感謝申し上げます。
 場所を札幌プリンスホテルに移して、設立40周年祝賀会が行われました。越後 歩同窓会長の開会挨拶に続いて、初代保健医療学部長の近藤 潤子先生、そして第4代保健医療学部長の乾 公美先生にご祝辞をいただきました。片寄保健医療学部長の発声による乾杯で開宴となり、和気あいあいとした雰囲気の中、新旧の同窓生の皆さんが旧交を温めました(写真3-5)。
 この40年間に、衛生短期大学部、保健医療学部、大学院、そして専攻科を卒業された同窓生は3000名を超えます。それぞれが、看護師、理学療法士、作業療法士、助産師、保健師として、臨床、教育、研究さらには行政の分野で、本道さらには全国においてご活躍いただいていることに、心より敬意を表する次第です。
 今後の保健医療学部同窓会のますますのご発展と本学に対する一層のご支援をお願い申し上げます。

2.韓国光州保健大学のKim Kyeong Tae総長ら一行が本学を訪問しました

 7月15日、韓国光州広域市にある光州保健大学のKim Kyeong Tae総長をはじめとするご一行が本学を訪問されました(写真6,7)。光州保健大学は、看護学部、健康医療学部、福祉ケア学部などを擁する保健系私立大学です。
 一行は、本学における多職種連携教育の取り組みの視察を目的に来学されました。多職種連携に関するレクチャー、ディスカッションのほか、地域医療実習やAI医学教育の実際やクリニカルシュミレーションセンターなどを視察していただきました(写真8)。
ご対応いただいた医療人育成センター教育研究開発部門の杉村 政樹教授、三原 弘准教授、長南 行浩助教ならびに保健医療学部理学療法学科の井平 光准教授、大変ありがとうございました。

3.笠原謙一駐パラオ共和国特命全権大使が来学されました

 7月9日、駐パラオ共和国日本国特命全権大使の笠原 謙一様が本学を訪問されました。本学特別室にて、放射線医学講座の山 直也准教授とともに面談させていただきました(写真9)。
 笠原大使からは、本学のパラオ共和国に対する医療支援や、同国の医師の研修受け入れに対して感謝のお言葉を頂戴しました。山准教授からは、2025年に臨床修練医として受け入れた、ジェイソン医師の研修の実績や本学関係者との交流の様子が報告されました。
 笠原大使は、パラオ共和国はあらゆる面で規模が小さく、日本の一つの支援は、パラオ共和国にとっては、何百倍、何千倍にも相当すること、そしてパラオ共和国の人々の日本に対する感謝や親近感は非常に大きいものだと仰っていました。
 今後も本学として、パラオ共和国のベラウ国立病院との人材交流や、JICAの草の根技術協力事業を通した医療支援などに力を注いでいきたいと考えています。

4.医学部6年の山崎賢人さんがUCSFでの臨床実習を行いました

  5月4日から15日まで、医学部6年の山崎 賢人さんが、米国UCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)において臨床実習を行いました。7月24日に、学長室に研修の報告に来られました(写真10)。
UCSFと本学は、2019年から交流協定を結んでおり、受け入れ先は長尾正人教授(本学医学部1982年卒)です(写真11)。研修内容は基本的に整形外科となりますが、山崎さんは救急医学に興味があり、主にSan Francisco General Hospital、Orthtopaedic Trauma InstituteのERで実習を行い、多くの症例を経験できたとのことです(写真12)。
 長尾教授やスタッフとの会食や、定番のGolden Gate Bridgeの観光などもでき、充実した10日間だったようです。この貴重な経験を、ぜひ将来の医師としてのキャリアにいかしていただきたいと思います。

おわりに

 今年から新たに導入された「酷暑日」という気象用語も、もはや特別な言葉ではなくなってきました。本州では最高気温40度超えが続出し、スポーツや日常生活でさえ、命の危険を伴うものになってきました。一方、北海道は蒸し暑い日々が続いているものの、「真夏日」の範囲で納まっています。それでも、熱中症対策そして夏バテ予防を心掛け、厳しい夏を乗り切っていきましょう。
 最後になりますが、この度の熊本地震で亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。