はじめに
パリオリンピックの開幕です! 東京2020(実際には2021)から3年しか経っていないせいか、「もうオリンピックなの?」って感じも若干します。
かつては「参加することに意義がある」なんて言ってましたが、最近では、「五輪最終予選」とか「参加標準記録」とか、参加するだけでも大変な時代になりましたね。
いずれにしろ、日本選手団の活躍に期待したいと思います!
「理事長・学長室から」No.28をお届けします。
1.パラオ共和国との医療連携に向けて、スランゲル・ウィップス・ジュニア大統領と会談
7月16日~18日、東京で開催された第10回太平洋・島サミット(PALM10)(図1)出席のため、パラオ共和国のスランゲル・ウィップス・ジュニア大統領が来日されました。この機会に、大統領と面会する機会をいただき、本学とパラオ共和国の医療連携についてお話させていただきました。会談には、本学の辻喜久教授や北海道議会の方々、そしてパラオ政府関係者も参加しました(写真1-4)。
パラオ共和国の医師・看護師の本学における研修の受け入れや、本学スタッフによるパラオ共和国における医療支援、さらには看護学科を有するパラオ・コミュニティカレッジと本学の学生・スタッフの交流などの可能性について意見を交わしました。ウィップス大統領は、本学との交流に大きな期待を寄せておられ、スポーツ医学や遠隔医療にも興味を示されていました。
歴史的にわが国との結びつきが強いパラオ共和国は、大の親日国として知られています。今後は、さらに実務的な協議を進め、国際交流協定の締結などを通して、パラオ共和国の医療の向上に貢献していきたいと考えています。
2.株式会社ホリの工場を見学させていただきました
株式会社ホリと本学は、2013年に包括連携協定を締結し、以来、健康志向のグミやチョコレートの共同開発をはじめ、本学へのご寄付や患者さんへのお菓子の提供など、多方面のご貢献をいただいています。
この度、ホリ会長の堀安規良様のご厚意により、ホリの砂川工場と美唄工場を見学する機会をいただきました。見学には、鈴木副理事長、石田理事のほか経営企画課スタッフが同行しました(写真5、6)。
まず、砂川工場で、現在開発中の健康有効成分を含んだ新しい本学とのコラボ商品の進捗状況などについてプレゼンテーションをしていただきました(写真7)。砂川工場では、主に開拓おかきやバームクーヘンなど、美唄工場では主に夕張メロンピュアゼリーの製造を行っています。徹底した衛生管理とともに、最新鋭機器(ロボット)を導入したオートメーション化が進んでいることに驚きました。また、従業員の方々が皆さん礼儀正しく爽やかなイメージだったことに感銘を受けました。
ホリの創業以来の歴史もご説明いただきましたが(写真8)、地域に根差して(ちなみに砂川市は私の出身地です)着実な発展を遂げてこられたことに敬意を表します。今後も本学との連携を一層進めていければ幸いです。堀会長をはじめホリの皆様、本当にありがとうございました。
3.コドモックルと札幌医大の連携記念シンポジウムを開催します
コドモックル(北海道立子ども総合医療・療育センター)と本学は、2024年3月に小児医療に関する連携協定を締結しました。それを記念して、8月21日(水)に記念シンポジウムを開催します。
「コドモックルと札幌医大の医療連携」をテーマに、コドモックル、札幌医大の双方から2名ずつの演者の先生に講演をしていただき、津川教授と高室センター長の座長のもと総合討論を行い、今後の連携のありかたや課題などについてディスカッションしていただきたいと存じます。オンラインとのハイブリッド開催となりますので、多くの方々のご参加をお願いいたします。
おわりに
米国のデータ会社「グレースノート」によれば、パリオリンピックでの日本のメダル獲得予想は、総数で46個(東京2020では58個)、金メダル数は12個(東京では27個)だそうです。柔道の金メダルがたった2個の予想だし、もっといけそうな気がしますがね・・。
8月11日まで、テレビ観戦に忙しくなりそうです。