はじめに
蒸し暑い日が続きますね。
大学の外構工事も本格化してきました。皆様には大変ご迷惑、ご不便をおかけしております。現在のところ、殺伐とした光景しか目に入りませんが、その先に来る、見違えるような景色を思い浮かべ、今しばらくのご辛抱をお願いいたします。
「理事長・学長室から2022」第4号をお届けします。
大学の外構工事も本格化してきました。皆様には大変ご迷惑、ご不便をおかけしております。現在のところ、殺伐とした光景しか目に入りませんが、その先に来る、見違えるような景色を思い浮かべ、今しばらくのご辛抱をお願いいたします。
「理事長・学長室から2022」第4号をお届けします。
1. 高木菜那さんを招き「スポーツ医学セミナー」開催
6月29日、スピードスケート金メダリストの高木菜那さんをお招きし、「スポーツ医学セミナー: 努力をすることに無駄なことはひとつもない」を開催しました。会場の臨床教育研究棟講堂は、200名を超える参加者で2階席まで埋まりました。高木さんの明るくちょっとお茶目なキャラと、熱いトークで、会場はこれまでにない盛り上がりを見せました。司会はスポーツ医学センター長の渡邉耕太教授で、学生を代表して医学部5年生の三十尾咲貴さんと6年生の岸本 快さんにも参加していただきました(写真1,2)。
「たとえ結果が出なくても、それまでの努力と道のりは決して無駄なものではない」「医療者は患者に対し笑顔で接してほしい」「変なプライドは捨てて、わからないことは周囲に訊いて、患者さん本位の治療をしてほしい」という高木さんの言葉は、いずれも胸に響きました(写真3)。
講演後はテレビ番組出演のため、直ちに東京に向かった今や売れっ子の高木さん。お忙しい中、ご来学いただき、「元気」をいただいたことに心より感謝いたします。
「たとえ結果が出なくても、それまでの努力と道のりは決して無駄なものではない」「医療者は患者に対し笑顔で接してほしい」「変なプライドは捨てて、わからないことは周囲に訊いて、患者さん本位の治療をしてほしい」という高木さんの言葉は、いずれも胸に響きました(写真3)。
講演後はテレビ番組出演のため、直ちに東京に向かった今や売れっ子の高木さん。お忙しい中、ご来学いただき、「元気」をいただいたことに心より感謝いたします。
2.「感染症内科」を開設
7月1日より本学附属病院に「感染症内科」を開設しました。感染制御・臨床検査医学講座の高橋 聡教授を診療科長とし、呼吸器・アレルギー内科、感染制御・臨床検査医学、小児科からの兼務教員による構成でスタートしました。当面は、院内からのコンサルテーションサービスが中心となります。感染症内科の開設により、附属病院の感染症治療がより円滑に進むものと思います。今後は「(仮称)感染症医療人育成センター」の設置も視野に、感染症専門医の育成にも注力していただけるものと期待しています。
3.「札幌医科大学先端医療研究推進センター」を設置
7月11日付けで、本学に「札幌医科大学先端医療研究推進センター」を新設しました。基礎・臨床研究の活性化は本学の重要課題です。これまで、本学には、研究活動を全学的に俯瞰し、encourageあるいはstimulateするしくみはありませんでした。本センターは、研究活動のいわゆる「司令塔」の役割を果たすものです。初代センター長には、附属産学・地域連携センター長の鳥越俊彦教授に就任していただきました。本センターの活動により、本学の研究活動が戦略的に活性化していくことが期待されます。研究者の皆様のご協力をお願いいたします。
4.「がんプロフェショナル養成プラン」の事後評価でS評価を獲得
平成29年度から令和3年度を期間とした「がん専門医療人材(がんプロフェショナル)養成プラン」の事後評価が行われ、本学が申請担当大学(北海道大学、旭川医科大学、北海道医療大学と連携)である「人と医を紡ぐ北海道がん医療人育成プラン」がS評価を獲得しました。道内の連携体制の充実やゲノム医療分野における人材育成などに高い評価をいただきました。
全国11事業のうちS評価を得たのは本事業のみでした(他はA評価5事業、B評価5事業)。これまで本事業の推進にご尽力いただいた堀尾、三浦、齋藤の歴代医学部長をはじめ関係された全ての教職員、大学院生に感謝いたします。
全国11事業のうちS評価を得たのは本事業のみでした(他はA評価5事業、B評価5事業)。これまで本事業の推進にご尽力いただいた堀尾、三浦、齋藤の歴代医学部長をはじめ関係された全ての教職員、大学院生に感謝いたします。
おわりに
ここにきて再び新型コロナウイルス感染者数が、全国的に増加しています。「第7波」ということですが、これからもしばらくは続くであろう繰り返し押し寄せる波、しかもやや弱毒の顔をした波と、どううまく付き合っていくかが、人類につきつけられた課題と言えるのかもしれませんね。いずれにしろ、医療従事者あるいは医療を志す者として、基本的な感染防止対策を当然のこととして守っていく姿勢を維持していきたいものです。