はじめに
今年は、久しぶりに本来の「梅雨のない北海道」らしい、爽やかな季節を迎えていますね。
本学も、いよいよ外構工事が始まり、この数年間続いてきた新キャンパス整備も最終段階に入りました。今秋の完成が楽しみです。
「理事長・学長室から2022」第3号をお届けします。
本学も、いよいよ外構工事が始まり、この数年間続いてきた新キャンパス整備も最終段階に入りました。今秋の完成が楽しみです。
「理事長・学長室から2022」第3号をお届けします。
1.「こびまる」をご存じですか?
「こびまる」とは、本学医学部公衆衛生学講座の小山雅之助教を中心とするグループにより開発された、新型コロナウイルス感染症患者の健康観察アプリです。図1はそのイメージキャラクターです。これは、GIS(地図・情報システム)をベースとして、自宅や療養施設における療養患者の健康状態観察やリスク判定の自動化を可能とするものです。北海道科学大学、北海道情報大学とも共同して開発され、すでに2020年5月から実戦的に用いられています。
去る、6月3日、札幌市役所において、「こびまる」を中心とする「ICTを活用した新型コロナウイルス感染症対策の推進に関する協定」の調印式が、札幌市、北海道科学大学、北海道情報大学、本学の4者間で行われました(写真1,2)。「こびまる」は、コロナ患者さんの健康管理はもとより、札幌市のスタッフの負担軽減にも大いに貢献しており、札幌市の方々より、小山先生とそのグループに対する賞賛と感謝の言葉をいただきました。さらに、「こくちまる」「こびまるライト」などの新しいアプリも開発しており、今後の発展が期待されます。
ちなみに、「こびまる」というネーミングは、「コビットから守る」からきており、本学の学生(当時5年生)古川さんにより名付けられたそうですよ。
去る、6月3日、札幌市役所において、「こびまる」を中心とする「ICTを活用した新型コロナウイルス感染症対策の推進に関する協定」の調印式が、札幌市、北海道科学大学、北海道情報大学、本学の4者間で行われました(写真1,2)。「こびまる」は、コロナ患者さんの健康管理はもとより、札幌市のスタッフの負担軽減にも大いに貢献しており、札幌市の方々より、小山先生とそのグループに対する賞賛と感謝の言葉をいただきました。さらに、「こくちまる」「こびまるライト」などの新しいアプリも開発しており、今後の発展が期待されます。
ちなみに、「こびまる」というネーミングは、「コビットから守る」からきており、本学の学生(当時5年生)古川さんにより名付けられたそうですよ。
2. 国境なき医師団日本の会長に本学卒業の中嶋優子先生が就任
2022年3月より、国境なき医師団日本の会長に、本学医学部2001年卒(48期)の中嶋優子先生が就任されました。
6月14日に、アトランタの中嶋先生とオンライン対談をさせていただきました(写真3)。
中嶋先生は本学で女子アイスホッケー部を立ち上げ、学生時代はアイスホッケーと水泳に打ち込んだそうです。卒業後は、沖縄米海軍病院などを経て、2009年から国境なき医師団の一員として活動されています(写真4)。現在は、米国Emory University Assistant Professorを務めています(写真5)。
貧困地域や紛争地域を含めて、世界各地で医療の最前線で活動する国境なき医師団、そのリーダーとして本学出身の中嶋先生が活躍されていることを誇りに思います。いずれは本学にお越しいただき、学生の皆さんに向けて講演などしていただければと思っております。
尚、対談内容は、本学ホームページとYouTubeにアップされる予定です。
6月14日に、アトランタの中嶋先生とオンライン対談をさせていただきました(写真3)。
中嶋先生は本学で女子アイスホッケー部を立ち上げ、学生時代はアイスホッケーと水泳に打ち込んだそうです。卒業後は、沖縄米海軍病院などを経て、2009年から国境なき医師団の一員として活動されています(写真4)。現在は、米国Emory University Assistant Professorを務めています(写真5)。
貧困地域や紛争地域を含めて、世界各地で医療の最前線で活動する国境なき医師団、そのリーダーとして本学出身の中嶋先生が活躍されていることを誇りに思います。いずれは本学にお越しいただき、学生の皆さんに向けて講演などしていただければと思っております。
尚、対談内容は、本学ホームページとYouTubeにアップされる予定です。
「第1回札幌医科大学 感染症医療人育成セミナー」を開催
6月11日、「第1回札幌医科大学 感染症医療人育成セミナー」を臨床教育研究棟講堂にて開催しました(図2)。本セミナーは、感染制御・臨床検査医学講座の高橋 聡教授のご企画により、感染症医療や医療人育成に携わっておられる全国の著名な先生方をお招きして開催されました(写真6)。各先生からは、「札幌医大に期待すること」として、大変貴重なご提言とエールをいただきました。このセミナーを契機として、今後、本学においても「(仮称)感染症医療人育成センター」を設置するなどして、専門的医療従事者の育成に力を入れていきたいと考えています。
おわりに
3年ぶりにYOSAKOIソーラン祭りが開催されるなど、各種イベントや大会の復活・再開が続いていますね。そんな中、東日本医科学生体育大会(東医体)も3年ぶりの開催が決まりました。今回は、本学が北海道大学、旭川医科大学、弘前大学とともに主管校となり、その中で主管代表校を務めます。久しぶりの大会、大いに盛り上がることが期待されますが、ケガや事故の防止、さらにはコロナ感染予防には最善を尽くしてください。実行委員会の皆さんはご苦労も多いことと思いますが、教員や事務局の指導・協力を仰ぎつつ、しっかりと準備をすすめるようお願いします。大会の成功を祈っております。