はじめに
「地球沸騰(Global boiling)」だそうです!「地球温暖化(global warming)」なんていう生易しいもんじゃないよ!ってことで、グテーレス国連事務総長からこんな言葉が飛び出しました。実際、世界的な超異常高温が起きており、このままでは地球は人間の住めない星になりそうな気すらします。
そこで、今話題の生成AIに地球温暖化防止のための方策を訊いたところ、1.家庭で節電する、2.徒歩や自転車で移動する、3.野菜をもっと多く食べる、とのことです・・トホホって感じですね。(ちなみに、本学でも現在、生成AIの利用に関するガイドラインを作成中です。)
個人レベルの取り組みももちろん必要ですが、温室効果ガス(二酸化炭素、メタンなど)排出の主たる原因はやはり工業・発電施設や、自動車等の排気ガス、産業廃棄物、そして戦争に伴う兵器や環境破壊です。高校生による「気候危機」を訴えるデモなどの運動も広まっています。われわれ大人、そして世界の大国のリーダーたちの危機感を持った行動が求められます。
「理事長・学長室から2023、第17号」をお届けします。
1. 北海道スポーツ医・科学コンソーシアム、スタート記念シンポジウムを開催
前号で紹介しましたスポーツ庁の事業に基づく「北海道スポーツ医・科学コンソーシアム」のスタートを記念するシンポジウム「北海道のスポーツと医・科学の未来」が9月5日(火)に開催されます。添付のポスターを参照ください(図1)。
本シンポジウムは、コンソーシアムの4つの中核団体の一つである北海道ならびに北海道スポーツみらい会議が主催するもので、本コンソーシアムに対する行政からの大きな期待の表れと言えます。
シンポジウムでは、コンソーシアム運営委員長である片寄正樹保健医療学部長による講演、そして長野冬季オリンピック金メダリストの清水宏保さんと本学附属病院スポーツ医学センター長の渡邉耕太教授による対談が予定されています。
本道出身のトップアスリートに対する医・科学サポートやジュニア選手の発掘・育成のため、本コンソーシアムが、このシンポジウムを契機として今後活発に活動していくことを期待します。参加は無料です。多くの皆様の参加をお願いいたします。
2.北海道総務部各所属対抗ソフトボール大会で本学事務局チームが優勝!
7月18日~28日に開催された令和5年度北海道総務部各所属対抗ソフトボール大会(全14チーム参加)において、本学事務局選抜チームが見事優勝を飾りました。攻守ともに堅実かつ溌溂としたプレーで、並みいる強敵の中を勝ち抜き、まさに「札幌医大の元気」を示していただきました(写真1)。
コロナも一定の落ち着きを見せている中、今後は徐々にスポーツ活動など全学的な福利厚生行事、懇親行事なども再開していければと考えています。
おわりに
今年は、東医体(東日本医科学生総合体育大会)が4年ぶりに通常開催となりました。昨年は本学が主管校となる予定だったのですが、新型コロナの状況が好転せず、無念の中止(一部競技を除く)となりました。今回、その鬱憤をはらすかのように、ラグビー競技の優勝(旭川医大との連合チーム)など、本学チームの健闘ぶりが報告されています。事務局のおじさん達に負けず、学生さん達もこれから「札幌医大の元気」をどんどん発揮してくれることを願っています。