手術支援ロボット「da Vinci(ダヴィンチ)サージカルシステム」について

手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)サージカルシステムとは?

da Vinci(ダヴィンチ)サージカルシステム
~外科手術の変遷~
 外科手術は、昨今の技術進歩により、目覚ましい進歩を遂げています。過去における、「腹部の外科手術」といえば、大きく腹部を切開して行う開放手術が一般的でした。しかし、時代は治療成績のみならず、手術の低侵襲化が求められるようになり、1990年代からは小さな切開創で内視鏡下に鉗子という手術器具を用い行う「腹腔鏡手術」が導入され始めました。現在においては、鉗子の操作はロボットを用いて行う手術が最先端となっており、その手術支援ロボットのシステムの名称がda Vinciシステムと呼ばれております。日本国内では2010年3月にda Vinci Sが、2011年11月にda Vinci Siが販売開始となり、現在ではda Vinci Xi(2014年4月販売開始)が最新機器となっており、当院でも最新のda Vinci Xiを導入し手術を行っています。
ダヴィンチイメージ写真1
~ロボット手術の実際~
da Vinciシステムは、手術機器を動かすロボット本体、術者がロボットを操作するためのコンソールと呼ばれるシステム、術野を映像化するビデオシステムから構成されています。da Vinciシステムを用いた手術では、ロボット本体が手術台に乗っている患者さんにドッキングします。執刀医はコンソールに座り遠隔操作でロボットを動かし、手術を進めます。
ダヴィンチイメージ写真2
~ロボット手術の利点とは?~
da Vinciシステムを用いた手術では、最先端のビデオ技術により、手術野を高解像度な3D(三次元)画像かつ拡大した視野でとらえることができ、手振れ防止機能の付いた鉗子操作により、精細な手術操作が可能となっており、見る、切る、縫う(再建する)という点において、従来の手術よりも高い精度の手術が実現可能となっています。
ダヴィンチイメージ写真3
~対象となる疾患は?~
現在、保険適用のある対象疾患は14術式あり、当院で実施している術式は次のとおりです。今後は他の疾患の領域においても保険適用が拡大される
可能性があります。

<泌尿器科>
・ 前立腺がんに対する前立腺全摘除術
・ 腎がんに対する腎部分切除術(腫瘍の核出術)
・ 腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術

<呼吸器外科>
・ 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術
・ 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術
・ 腹腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除または1肺葉を超えるもの)

<消化器・総合、乳腺内分泌外科>
・ 腹腔鏡下直腸切除・切断術

(2018年10月現在)