精神障害リハビリテーション学(前期・後期)
教育研究領域紹介
精神障害リハビリテーション学分野では、精神障害を持つ人の主体的な回復(リカバリー)を目指し、新たなリハビリテーション法、およびリハビリテーションで用いる評価方法の開発に力を入れています。特に「脳のリハビリ」という視点に立ち、脳の司令塔である前頭葉の機能向上を促す新しいリハビリテーションを開発し、特許を取得しています。また、統合失調症患者や青年期の発達障害者の認知や感情、行動の特性について検討し、介入効果の検証を行っています。さらに、近赤外線分光法などを用いて、認知や感情の変化に伴う脳活動をリアルタイムに記録し、作業療法の効果を実証する最先端研究を進めています。大学院生は、博士課程前期で基本的な研究のプロセスを学び、博士課程後期では自ら研究を展開し実践する力をつけることを目指します。
教員紹介
研究テーマ
- 成人自閉症スペクトラム障害の社会的認知および関連する社会不適応の分析
- 統合失調症の前頭連合野リハビリテーションの有効性に関する研究
- 統合失調症患者への認知行動療法プログラムの効果検証
- 精神障害者の自己開示が及ぼす影響に関する研究
- 援助要請行動に与えるメンタルヘルスリテラシー要因に関する研究、他