教学に関する基本ポリシー
教育理念
医療技術の進展、少子高齢化社会の進行、疾病構造の変化など、保健・医療・福祉を取り巻く社会動向は大きく変わりつつある。さらに、人々の生活環境の多様化、健康に対する意識の変化を背景に、保健・医療・福祉に対する期待は一層高まってきている。
札幌医科大学保健医療学研究科では、関連諸科学と医療の進歩に対応し、地域の保健・医療・福祉の充実と社会の発展に貢献するために、豊かな学識を備えた医療人を育成するとともに、高度な研究能力を培うことを目指す。
札幌医科大学保健医療学研究科では、関連諸科学と医療の進歩に対応し、地域の保健・医療・福祉の充実と社会の発展に貢献するために、豊かな学識を備えた医療人を育成するとともに、高度な研究能力を培うことを目指す。
アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)/ ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)/ カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)
アセスメント・ポリシー
目的
札幌医科大学大学院保健医療学研究科は、教育の質を保証するとともに継続的な改善を行うためにアセスメント・ポリシーを策定し、ディプロマ・ポリシー(DP)に示された学修成果の修得状況、及び教育課程に関する評価・検証を行う。アセスメント・ポリシーでは、教育課程レベルの評価、科目レベルの評価、学修到達レベルの評価等に関し、必要な事項を定める。評価方法としては、学生の修得状況を直接的に測定する直接評価に加えて、アンケート等による間接評価を採り入れる。これらの取組みを通して、教育課程、教育内容・方法の改善・向上につなげる。
評価の概要
- 教育課程レベルの評価:研究実績調査、学修成果に係る修了時調査、研究計画書・学位論文の達成水準等により、教育課程全体を通した学修成果を評価するとともにカリキュラムの適切性を検証し、改善に活用する。
- 科目レベルの評価:授業評価アンケート、到達目標に対する自己評価等により、各科目における学修成果の達成状況、教育内容・方法の適切性を評価し、個々の教員による授業改善に活用する。
- 学修到達レベルの評価:研究計画書・学位論文の評価、DP達成に対する自己評価等から、個々の学生の課題認識につなげる。科目ごとの成績評価は、レポート、プレゼンテーション等、シラバスに記載する評価基準によって行う。
実施体制
学修成果の評価は、以下の体制で実施する。
- 具体的なアセスメント内容・方法を明確化する。
- アセスメントの推進組織は保健医療学部等内部質保証推進会議、実施組織は保健医療学研究科教務委員会とする。
- 評価に関わる各種データの取扱いについては関係規定を遵守するとともに、個人情報の保護に努める。
- 評価結果、改善状況等について、ホームページ等を活用して積極的に公表する。
主な評価内容・方法
主な評価方法は、以下のとおりとする。
- 研究計画書審査基準に基づく評価:研究計画書の内容を審査基準に基づき、項目ごとに評価する。
- 学位論文審査基準に基づく評価:学位論文の成果を審査基準に基づき、項目ごとに評価する。
- DPに掲げる能力・資質に関する評価:修了時アンケートにおいて達成水準を自己評価する。
- 授業評価アンケート:授業の満足度や理解度等から科目ごとの目標達成状況を評価する。
- 学会発表、論文公表、研究助成応募状況・活動実績(TA・RA):状況調査により把握する。
アセスメント・リスト
番号 | 内容 | 実施時期 | 方法 | 評価レベル | 実施組織 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 研究計画書 | 研究計画書審査時 | 研究計画書審査基準による評価(ルーブリック) | 教育課程レベル 学修到達レベル |
研究科教務委員会 |
2 | 学位論文 | 学位論文審査時 | 学位論文審査基準による評価(ルーブリック) | 教育課程レベル 学修到達レベル |
研究科教務委員会 |
3 | 授業評価 | 学期末 | 科目ごとの学生による評価 | 教育課程レベル 授業レベル |
研究科教務委員会 |
4 | 修了時アンケート | 修了時 | アンケート | 教育課程レベル 学修到達レベル |
研究科教務委員会 |
5 | 学会発表、論文公表 | 毎年次(学位論文公表まで) | 届出 | 教育課程レベル | 研究科教務委員会 |