卒業後の臨床研修

札幌医科大学医学部と札幌医科大学附属病院では、将来専門とする診療科を選択して専門医取得を目指す「先進研修連携枠(ATOP-M)」卒業生に対して、9年間の卒後キャリア形成プログラムを用意しています。
初期臨床研修期間は本学附属病院をはじめ道内外の病院、後期臨床研修期間は本学附属病院、医学部講座等及び関連教育病院等において研鑽を積みます。
なお、本プログラムでは、所定の期間内でキャリア形成をより効果的に進めるための柔軟な個別対応を受けることができます。
9年間と並行して大学院へ進学し研究を行うことや国内外へ留学すること、出産・育児休暇・病気休業等への手厚い配慮もあります。

初期臨床研修病院(2021年度卒業生実績)

初期臨床研修病院の地図

初期臨床研修

研修医が、医師としての第一歩を踏み出すにあたり、プライマリ・ケアを中心とした基礎的知識、技術、態度などの基本的臨床能力を身につけ、患者の心理的、社会的側面を含む全人的医療を身につけるための研修

2023年度初期臨床研修プログラム

プログラム表の画像

この他にも産婦人科プログラムと小児科プログラムがあり、必修分野の研修期間以外の自由選択は、それぞれ「産婦人科」「小児科」を研修する。

臨床研修に関する医師法の定めについて

診療に従事しようとする医師は、2年以上、都道府県知事の指定する病院等において、臨床研修を受けることとされています。

たすきがけ市中病院とは ?

附属病院と共同して臨床研修を行う病院(協力型臨床研修病院)のうち、初期臨床研修2年間のうち1年間、研修医の希望に基づき研修する病院で、道内に47病院あります。

後期臨床研修

附属病院や道内外の関連病院において指導医のもとで実践を積み、専門領域の技術習得、学位取得や各種認定医・専門医の資格取得を目指す研修
研修表の画像

初期臨床研修後のキャリア形成支援について

基本領域の専門医(内科専門医、外科専門医等)を取得した上で、2段階目の専門医資格を指すサブスペシャルティ、別の基本領域の専門資格取得を目指すダブルボードなど、多様なキャリアパスのサポートを行っております。

専門医とは ?

内科や外科などの基本診療領域における適切な教育を受けて、十分な知識と経験を持ち、患者から信頼される標準的な医療を提供できるとともに、先端的な医療を理解し情報を提供できる医師。