沿革

 札幌医科大学保健医療学部は、昭和58年(1983年)設立の札幌医科大学衛生短期大学部を前身に、看護学科・理学療法学科・作業療法学科を要する我が国初の保健医療学部として平成5年(1993年)に開設しました。いずれの学科も北海道においては初、全国的には看護学科が25番目、理学療法学科・作業療法学科は2番目に設立された4年制大学であり、保健医療系大学においてはフロンティア的な存在です。平成10年(2003年)には大学院保健医療学研究科を併設し、優れた実践者・研究者の育成にも取り組んでいます。

 学部開設以降、地域医療を担う多くの看護師・保健師、理学療法士、作業療法士を育成するとともに、看護学・理学療法学・作業療法学の各分野において先駆的な研究に取り組み、北海道の保健・医療・福祉の充実・発展に貢献しています。

 平成9年に第1期生を送り出してから平成27年(2015年)まで、卒業生数は、看護学科947名、理学療法学科403名、作業療法学科389名であり、その多くが専門職として北海道の保健・医療・福祉に貢献しています。

 保健医療学部は、平成25年(2013年)に開設20周年を迎えましたが、本学の建学の精神「進取の精神と自由闊達な気風」「医学・医療の攻究と地域医療への貢献」のもと、道民の健康とより良い生活の実現のために、一層の努力とたゆまぬ歩みを続けていきます。
年表
昭和52年
(1977年)
  • 7月
    • 「北海道開発計画」に、保健医療技術者の量的確保と質的向上を図るため、「衛生大学」の設置構想が策定され、設立準備スタート。
昭和55年
(1980年)
  • 3月
    • 「衛生大学」において、看護師、理学療法士、作業療法士養成の方針固まる。
昭和56年
(1981年)
  • 4月
    • 北海道庁衛生部に「衛生大学設立準備室」設置。
  • 8月
    • 校舎建設工事着工。
昭和57年
(1982年)
  • 6月
    • 札幌医科大学衛生短期大学部開設認可申請書を文部省に提出。
  • 11月
    • 校舎建設工事竣工。
昭和58年
(1983年)
  • 1月
    • 文部省より設置認可。
  • 3月8日
    • 衛生短期大学部第1回入学試験実施。
  • 4月1日
    • 衛生短期大学部開設。
  • 4月8日
    • 衛生短期大学部第1期生入学。
昭和60年
(1985年)
  • 10月
    • 将来構想委員会において、4年制大学への移行を検討。
平成4年
(1992年)
  • 4月
    • 保健医療学部設立準備室設置。
  • 6月
    • 文部省に保健医療学部設置計画書を申請。
  • 12月
    • 文部省より設置認可。
平成5年
(1993年)
  • 3月12日
    • 保健医療学部第1回入学試験実施。
  • 4月1日
    • 保健医療学部開設。
  • 4月5日
    • 保健医療学部第1期生入学。
平成6年
(1994年)
大学院設置の検討開始。
平成7年
(1995年)
  • 3月31日
    • 衛生短期大学部閉校。
平成9年
(1997年)
  • 12月
    • 文部科学省より大学院保健医療学研究科修士課程設置認可。
平成10年
(1998年)
  • 4月1日
    • 大学院保健医療学研究科修士課程開設。
平成12年
(2000年)
  • 4月1日
    • 大学院保健医療学研究科博士課程後期理学療法学・作業療法学専攻開設。
平成18年
(2006年)
  • 4月1日
    • 大学院保健医療学研究科博士課程後期看護学専攻開設。このことに伴い、大学院保健医療学研究科修士課程を博士課程前期に変更。
平成20年
(2008年)
  • 3月
    • 中国佳木斯大学との交流協定調印。
平成23年
(2011年)
  • 2月
    • 中国香港理工大学医療・社会科学院との交流協定調印。
  • 3月
    • カナダアルバータ大学リハビリテーション医学部との交流協定締結。
平成25年
(2013年)
  • 3月
    • カナダアルバータ大学看護学部との交流協定締結。