基礎・臨床医学
領域紹介
運動器におけるスポーツ整形外科学とは
この領域では骨や筋肉、関節などの解剖と動きを学び、スポーツ障害の予防と治療に役立てることを目指します。なぜ膝や足を痛めるのかを考え、その原因を理学療法によって改善する分野です。
保健医療学における解剖学の重要性
解剖学は、人体の精緻な構造と、その有機的な繋がりを深く探求する学問です。私たちの身体は、骨、筋肉、神経、血管をはじめとする多様な要素が複雑に組み合わさって成り立っています。解剖学を学ぶことは、これらの構成要素が、空間的にどのような位置関係にあり、互いにどのように連携し、機能し合っているのかを理解することに繋がります。それは、身体全体を一つの統合されたシステムとして捉える視点を養う上で、不可欠な学びとなります。
この深く体系的な理解は、保健医療に携わる看護師、理学療法士、作業療法士にとって、的確な評価とケア、効果的なリハビリテーションを提供する上で基盤となる知識です。また、研究者にとっては、生命現象の理解を深め、病態に対する新たな理解や治療法を開発するための重要な手がかりとなります。
この深く体系的な理解は、保健医療に携わる看護師、理学療法士、作業療法士にとって、的確な評価とケア、効果的なリハビリテーションを提供する上で基盤となる知識です。また、研究者にとっては、生命現象の理解を深め、病態に対する新たな理解や治療法を開発するための重要な手がかりとなります。
教員紹介
教授 神谷 智昭
高校生へのメッセージ
スポーツ障害は治療も大切ですが、予防はもっと重要です。スポーツ障害の多くは体の動きに原因があり、それを早期に発見して改善することを目指しています。生涯スポーツを安全に行うために、ぜひ一緒に学びましょう。
教授 齋藤 悠城
高校生へのメッセージ
解剖学では膨大な量の知識を学ぶ必要があります。一つ学ぶと、次から次へと学ぶべきことが見つかるため、自分で調べて学習することが非常に重要になります。しかし、いくら調べてもわからないことにたどり着くこともあるでしょう。そこからが大学生としての学びの本当の始まりであり、まだ誰もわからないこと、解明されていない謎に挑むことこそが『研究』です。解剖学を学びながら、生命現象の理解を深め、未知の領域に自ら進んでいくことができる皆さんと、一緒に研究できることを楽しみにしています。
研究テーマ(教育活動、社会貢献活動)
1. 正常組織の機能を解明するためのバイオメカニクス研究
運動機能を理解する上では、骨、筋肉、靭帯の解剖を詳細に把握することが重要です。そして正常の関節運動を明らかにするために、バイオメカニクスの視点から解析しています。組織構造がどのように動きを生み出すかを知ることで、スポーツ障害の発生メカニズムの理解や、より効果的な理学療法・予防への応用が期待できます。
2. スポーツ現場でのメディカルチェックと運動指導
障害を予防するためには、発症リスクのある選手を早期に発見し、適切な運動療法を指導することが必要です。そのためスポーツ現場に出向いてメディカルチェックと運動指導を行っています。さらにそこで得られたデータを解析して、安全にスポーツが継続できる環境づくりに役立てています。
3. バーチャル解剖台を用いた解剖学教育
実在したご献体から作成された精密な、3次元、等身大の解剖台を用いた解剖学講義を実施します。年齢の異なる献体モデルが登録されており、加齢に伴う構造の変化や個体差についても学ぶことが可能で、教科書からだけでは学ぶことが難しい貴重な知見を得ることができます。また、様々なシミュレーションが可能で、関節運動時や妊娠・出産時の解剖学的構造シミュレーションなど、通常の解剖実習では学習することが難しい領域についても学ぶことができます。
4. 解剖学の啓発活動、社会貢献
北海道内・外の保健医療従事者の技術向上と根拠ある治療を提供できるよう基礎医学の知識の確立を目的とした、卒後研修の一環として、メディカルスタッフのための解剖セミナーを実施しています。
5. 生体防御システムの理解と、健康増進に向けた研究
私たちの体は、外部からの侵襲や内部の異常に対し、「体を守る仕組み」を数多く備えています。私たちの研究室では、これらの生命を維持するための本質的な仕組みを細胞・分子レベルで解明し、その正常な機能を促進することで、人々の健康寿命の延伸と生活の質の向上に貢献することを目指しています。
現在、特に焦点を当てているのは、加齢に伴う組織機能の低下や、様々な臓器で発生する慢性的な炎症といった病態です。これらの複雑な現象に対し、「細胞老化」という細胞レベルでの変化に着目し、その分子基盤となるメカニズムを多角的に解析しています。
現在、特に焦点を当てているのは、加齢に伴う組織機能の低下や、様々な臓器で発生する慢性的な炎症といった病態です。これらの複雑な現象に対し、「細胞老化」という細胞レベルでの変化に着目し、その分子基盤となるメカニズムを多角的に解析しています。