感染管理・感染看護学

領域紹介 -感染管理・感染看護学とは

 近年の新興感染症の流行からわかるように、私たちはいつの時代も感染症とともに生きています。感染管理・感染看護学は、病院や地域の施設、家庭など多様な場での感染制御や感染管理システムに関する教育・研究をおこなっています。また、感染症患者や疾患等により易感染状態の患者や家族を対象として、患者のセルフケアやQOL向上、健康増進のための援助、倫理課題の解決方法について探求しています。

教員紹介

看護学科 講座・教員紹介

教授 秋原 志穂

大学研究者データベース 高校生へのメッセージ

「人にとって健康とは大変大事なものです。看護は、人々の健康を維持、増進できるように支援することができます。また、病気などにより健康を損なっている人に対しては、少しでも早く治癒するように、あるいは、病気を抱えながらでもより良く生きられるように、一番近くで寄り添い支えるお仕事です。一緒に札幌医科大学で看護を学びましょう。」

研究テーマ(教育活動、社会貢献活動)

1 新型コロナウイルス感染症流行による人々の認識・行動の変化

新型コロナウイルス流行により生活の変化を余儀なくされた大学生の認識、行動、心理状態を大学生対象にして調査をおこなっています。また、幅広い世代に対してもウエブ調査を行い、新型コロナウイルス感染症がもたらす心理社会的影響を研究しています。

2 社会的弱者層結核患者のための教育ツール開発と著量アドヒアランス向上に関する研究

我が国の結核患者のうち、治療中断のハイリスク群である社会的弱者(生活困窮者、外国出生者)に対する患者教育について研究しています。結核病棟退院後の患者を支援する看護師、保健師の調査や退院後の患者の調査や、近年増加している外国出生の結核患者の調査を実施し、社会的弱者に有用で外国語にも対応した結核患者教育用DVDを作成し、全国の結核病棟に配布ました。