国勢調査実施の今こそ知るべき、100年の人口変化と2050年の未来 札幌医科大学が地域別人口推移グラフを公開

概要

 札幌医科大学 医学部 ゲノム予防医学講座 ゲノム医科学分野の井戸川 雅史 准教授は、地域ごとの人口推移を誰でも簡単に比較できる「人口推移グラフWebサイト」を公開しました。本システムは、新型コロナウイルス関連のデータ可視化サイト(2020年3月公開)で培った技術を応用し、複雑な統計処理を必要とせず、地域ごとの長期的な人口変化を直感的に把握できるものです。

人口推移公開サイト

特徴

  •  都道府県・北海道市町村(1920~2050年)
  国勢調査データに基づく1920年から2020年まで100年間の人口推移に加え、国立社会保障・人口問題研究所による2050年までの将来推計人口を反映。指定年を基準に、過去から将来への人口変化をグラフで可視化。
  • 札幌市(1998年~現在)
 住民基本台帳データを用い、区・まちづくりセンター別に人口を年少人口・生産年齢人口・老年人口に分類して表示。地域単位でのきめ細やかな比較が可能。
  •  直感的な操作性
 地域を自由に選択・比較でき、誰でも簡単に人口推移の分析が可能。

社会的意義

 現在、5年に一度の国勢調査が実施されておりますが、人口推移の把握と地域間の比較は、医療・福祉・都市計画をはじめとした社会課題を考える上で不可欠です。本サイトは、研究者や行政関係者のみならず、教育現場における社会科や地域学習でも幅広い活用が期待されます。

 

今後の展望

 現在調査中の国勢調査の結果や各種統計の最新データが公開され次第、引き続きデータの更新を行い、地域社会における議論の出発点としての活用を期待しています。

グラフの表示例

グラフ
マップ
北海道各地域
北海道地図
●本件に関するお問い合わせ先
札幌医科大学 医学部 ゲノム予防医学講座 ゲノム医科学分野
准教授 井戸川 雅史 

発行日:

情報発信元
  • 経営企画課企画広報係