札幌医科大学附属病院における国内初「地域医療推進型高度遠隔ICU」の取り組みを開始
札幌医科大学附属病院(病院長:渡辺 敦)では、本道の地理的・気候的特性による医療課題や集中治療専門医の偏在などに対し、医療資源が不足する地域との連携強化を図り、地域医療構想の推進に寄与することを目的とし、令和8年1月から国内初となる「地域医療推進型高度遠隔ICU」を導入し運用を開始することとなりましたのでお知らせします。
これに先立ち、本事業で連携する製鉄記念室蘭病院(病院長:前田 征洋)及び北見赤十字病院(病院長:荒川 穣二)の被支援施設と当院間で、令和7年10月29日に協定を締結いたしました。
将来的には、道内全域のICU をネットワークで結ぶ「(仮称)北海道遠隔ICU 医療ネット」の構築・展開を目指していきます。
協定締結者:
※運用開始前に本院にて報道公開を行う予定です。
公開日等は後日あらためてお知らせいたします。
これに先立ち、本事業で連携する製鉄記念室蘭病院(病院長:前田 征洋)及び北見赤十字病院(病院長:荒川 穣二)の被支援施設と当院間で、令和7年10月29日に協定を締結いたしました。
将来的には、道内全域のICU をネットワークで結ぶ「(仮称)北海道遠隔ICU 医療ネット」の構築・展開を目指していきます。
協定締結者:
- 札幌医科大学附属病院 病院長 渡辺 敦
- 製鉄記念室蘭病院 病院長 前田 征洋
- 北見赤十字病院 病院長 荒川 穣二
※運用開始前に本院にて報道公開を行う予定です。
公開日等は後日あらためてお知らせいたします。
札幌医科大学附属病院における全道を繋ぐ国内初の地域医療推進型高度遠隔ICU の取り組み
1 事業概要
(1)地域医療推進型高度遠隔ICU とは
情報通信技術(ICT)を活用して、地域医療機関の集中治療室(ICU)を、専門医や医療スタッフが豊富な拠点病院(大学病院等)から遠隔で支援する医療モデル
(遠隔ICUの概要は別紙のとおり)
(2)背景・目的
本道の地理的・気候的特性による医療課題や集中治療専門医の偏在などに対し、医療資源が不足する地域との連携強化を図り、地域医療構想の推進(病床機能の分化・連携、医療・介護従事者の確保・育成)に寄与することを目的に遠隔ICU を導入しようとするもの。
(3)事業内容
- 札医大病院が支援拠点施設、製鉄記念室蘭病院(ICU4床)及び北見赤十字病院(ICU6床)が被支援施設となり、遠隔ICU支援システムを整備し、来年1月から本格運用を開始予定。
(4)期待される効果
- 地域医療の質向上、死亡率の低下、予後改善、医療資源の適正利用
- 医療従事者の業務負担軽減、働き方改革の推進
- 若手スタッフの教育機会の創出、臨床研究の促進
- 病院経営への貢献
2 目指す姿
- 札医大病院では、道や市町村、医師会、看護協会など関係機関と連携し、将来的に道内全域のICUをネットワークで結ぶ「(仮称)北海道遠隔ICU 医療ネット」の構築・展開を目指す。
3 今後のスケジュール
- 令和7年11 月 専任看護師養成研修(支援拠点施設、被支援施設)
- 令和7年12 月 システム完成、試験運用実施
- 令和8年 1 月 本格運用開始
4 その他参考事項
- 本事業は、文部科学省「令和6年度大学改革推進等補助金高度医療人材養成事業」(2億円)の採択を受けて実施。
- 国内の先進的な導入事例である昭和医科大学病院(東京都)は、平成30 年(2018 年)からアジア初となる都市型遠隔ICU を導入。現在、5病院・112 床を支援。