市民公開講座「命をつなぐ贈り物 ~献体が拓く医学の未来~」を開催しました
画像スライド集
2024年10月13日(日)に札幌医科大学臨床講堂にて、医学教育、医療安全向上に大きな役割を果たしてきた献体制度に関して、市民の皆さんに広く知ってもらうための市民公開講座「命をつなぐ贈り物 ~献体が拓く医学の未来~」が開催されました。
はじめに山下敏彦理事長・学長から、解剖学実習は、医学的知識を得るだけではなく、人間の尊厳を考える貴重な機会となることや、外科的技術の向上やトレーニング、先端的医学研究にもご献体を使わせていただいていること、またメディカルスタッフの教育においても貴重な学びの場となっていると開催の挨拶がありました。
次に、第一部の講演では、永石歓和教授 (解剖学第二講座)、寺本篤史教授 (整形外科学講座)、旗手俊彦准教授 (法学・社会学)、石谷邦彦先生 (東札幌病院 理事長)の4名の講演者から、それぞれ献体の歴史と医学教育や研究における役割、医師の技術研修に果たす献体の役割、法的・倫理的側面、そして緩和ケアの観点から考察した献体の意義について、スライドを用いて分かりやすくお話されました。
第二部のパネルディスカッションでは、第一部の4名の講演者に加えて、札幌医科大学白菊会会長 渡辺博之氏を加えた5名によりパネルディスカッションが行われました。
パネリストからは、日本の篤志に基づく献体制度を継続することの重要性と、市民への啓発活動の必要性が指摘されました。
また、コロナ禍で献体組織への入会数が減少したことから、大学側は市民への情報発信を強化し、家族間での話し合いの機会を設けることが重要だと述べられました。
最後に、司会の大﨑雄樹教授(解剖学第一講座)から、コロナ禍でご家族の議論の場や高齢者のコミュニティが一度途絶えた結果、献体組織への入会数が減少したことや、献体制度の維持のためには、大学関係者が市民への啓発活動を推進し、献体の意義を広く理解してもらうことが重要であることなどが総括として述べられました。
当日は、約200人の市民の皆様にご参加いただきましたことに心からお礼を申し上げます。
はじめに山下敏彦理事長・学長から、解剖学実習は、医学的知識を得るだけではなく、人間の尊厳を考える貴重な機会となることや、外科的技術の向上やトレーニング、先端的医学研究にもご献体を使わせていただいていること、またメディカルスタッフの教育においても貴重な学びの場となっていると開催の挨拶がありました。
次に、第一部の講演では、永石歓和教授 (解剖学第二講座)、寺本篤史教授 (整形外科学講座)、旗手俊彦准教授 (法学・社会学)、石谷邦彦先生 (東札幌病院 理事長)の4名の講演者から、それぞれ献体の歴史と医学教育や研究における役割、医師の技術研修に果たす献体の役割、法的・倫理的側面、そして緩和ケアの観点から考察した献体の意義について、スライドを用いて分かりやすくお話されました。
第二部のパネルディスカッションでは、第一部の4名の講演者に加えて、札幌医科大学白菊会会長 渡辺博之氏を加えた5名によりパネルディスカッションが行われました。
パネリストからは、日本の篤志に基づく献体制度を継続することの重要性と、市民への啓発活動の必要性が指摘されました。
また、コロナ禍で献体組織への入会数が減少したことから、大学側は市民への情報発信を強化し、家族間での話し合いの機会を設けることが重要だと述べられました。
最後に、司会の大﨑雄樹教授(解剖学第一講座)から、コロナ禍でご家族の議論の場や高齢者のコミュニティが一度途絶えた結果、献体組織への入会数が減少したことや、献体制度の維持のためには、大学関係者が市民への啓発活動を推進し、献体の意義を広く理解してもらうことが重要であることなどが総括として述べられました。
当日は、約200人の市民の皆様にご参加いただきましたことに心からお礼を申し上げます。