国際医用画像総合展(ITEM)2025への出展 ~本学・北海道共催事業「医療機器等関連産業参入研修会」をきっかけとした製品開発~
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札幌医科大学と北海道は、道内ものづくり・IT企業等の医療機器等関連産業への参入や企業間連携を促進するため、本学の医療スタッフのニーズと企業技術とのマッチングを行う「医療機器等関連産業参入研修会(旧名称:医療現場ニーズ発表会」を開催しています。
このたび、有限会社北海化成工業所様および北海道ポラコン株式会社様が本学放射線部のニーズ対応製品を開発され、4月11日(金)~13日(日)にパシフィコ横浜で開催された国際医用画像総合展(ITEM)2025に出展しました。ITEMは、日本医学放射線学会総会、日本放射線技術学会総会学術大会、日本医学物理学会学術大会の3学会と同時に開催されている、日本最大の医用画像機器・周辺機器の総合展示会です。
北海化成工業所様の『高さ調節できる腹部用MRIコイルサポート台』、北海道ポラコン様の『CT検査用腕置台RestAm(レスタム)』は、ともに本学放射線部のニーズを基にノーステック財団医療機関ニーズ対応型開発補助金による支援ならびに北海道立総合研究機構(道総研)の技術指導を受けて本学と共同開発した製品であり、本学とノーステック財団・道総研と連携の深化にも大きく寄与しました。『高さ調節できる腹部用MRIコイルサポート台』は既に北海道から沖縄までの医療機関に納入されており、『CT検査用腕置台RestAm(レスタム)』も正式販売に向け、卸売業者等との調整を進めています。
本展示会では、総計160もの医療機関・グローバル医療機器メーカー・卸売業者等の担当者に両製品をPRするとともに、納入・改良・流通等についての情報交換を図りました。
附属研究連携推進機構では、今後も道内企業等との連携を推進していきます。