肝疾患センター主催「市民公開講座in函館~今、知って欲しい!お酒と肥満と脂肪肝~」を開催しました【11月16日(土)開催】

画像スライド集

肝疾患センター主催「市民公開講座in函館~お酒と肥満と脂肪肝~」の様子
肝疾患センター主催「市民公開講座in函館~お酒と肥満と脂肪肝~」の様子
座長 函館五稜郭病院 矢和田 敦 副院長
座長 函館五稜郭病院 矢和田 敦 副院長
肝疾患センター 佐々木 茂センター長(消化器内科学講座 准教授)
肝疾患センター 佐々木 茂センター長(消化器内科学講座 准教授)
肝疾患センター 阿久津 典之副センター長(消化器内科学講座 助教)
肝疾患センター 阿久津 典之副センター長(消化器内科学講座 助教)
講演終了後の「個別相談コーナー」の様子
講演終了後の「個別相談コーナー」の様子
公開講座の様子
公開講座の様子
 11月16日(土)、本学附属病院肝疾患センターの主催で、「市民公開講座in函館~今、知って欲しい!お酒と肥満と脂肪肝~」を開催しました。(場所:函館国際ホテル「白鳳の間」)
 肝疾患センター主催の市民公開講座は、地域住民の方を対象に、肝臓の病気に関する最新情報の提供等について学んでいただくことを目的に、今年度は4回開催しています。(赤平市、札幌市、根室市にて開催済み)

 当日は、函館五稜郭病院 副院長の矢和田 敦先生に座長をお願いし、集まった150名の皆さんに肝疾患センターの医師2名がお酒と肝臓と脂肪肝をテーマに講演を行いました。
 最初に、「飲み過ぎと肝臓病」と題して、佐々木 茂センター長から、「アルコールは1日20gまで」を守り、肝臓をいたわる生活習慣について講演。続いて「お酒を飲まない人の肝臓がん」と題して阿久津 典之副センター長から、健康的な食事や運動等、日常生活を見直すことで脂肪肝の予防・改善が可能であることについて講演。最後に、「道民の皆さんへ 一生に一度は肝炎検査を!」と題して佐々木センター長から、自分がウイルス性肝炎であることに気づいていない人がC型肝炎だけでも最大75万人いると推測されること、自分の状態を知らないまま肝癌になってしまうことを防ぐために、まずは検査を受け、受診に繋げることの重要性について話がありました。
 
 参加者からは「非常に大切なお話で改めて健康の大切さを認識した」「晩酌の量を少しずつ減らすことを決めた」「食事、運動に気をつけて、メタボリック症候群を防ぎたい。自分の身体は自分で守ろうと思った。」など、多くの感想をいただきました。今回実施したアンケートにおいては約8割の方が、初回の肝炎ウイルス検査は基本的に無料で受検できること(※)を初めて知ったと回答しており、当センターとしても肝炎ウイルス検査受診の啓発活動を行う重要性を再確認しました。
 来年度も、皆さんに、肝臓の病気の正しい知識・肝炎検査の大切さをお伝えするために、様々な地域に訪問させていただく予定です。

(※)肝炎ウイルス検査は、会社等の一般的な健康診断にも含まれていると思っている方が多いようですが、一般の健康診断には入っていない場合もあります。 検査は、採血をするだけで簡単に受けることができます。一度、受検してみてください。 対象者・実施場所などについて、詳しくは最寄りの保健所へお問い合わせください。

また、下記ホームページには、肝炎の病気・肝炎検査に関する情報がわかりやすく掲載されています。
合わせてご覧下さい。

発行日:

情報発信元
  • 附属病院 肝疾患センター