肝疾患センター主催「市民公開講座in赤平~お酒と肥満と脂肪肝」を開催しました【6月5日開催】

画像スライド集

「市民公開講座in赤平」 今、知って欲しい!肝臓の病気~お酒と肥満と脂肪肝~ (場所 あかびら市立病院 3階講義室)
「市民公開講座in赤平」 今、知って欲しい!肝臓の病気~お酒と肥満と脂肪肝~ (場所 あかびら市立病院 3階講義室)
座長 あかびら市立病院 内科 内山久士 医師
座長 あかびら市立病院 内科 内山久士 医師
札幌医大病院肝疾患センター 佐々木 茂センター長(消化器内科学講座 准教授)
札幌医大病院肝疾患センター 佐々木 茂センター長(消化器内科学講座 准教授)
札幌医大病院肝疾患センター 阿久津 典之副センター長(消化器内科学講座 助教)
札幌医大病院肝疾患センター 阿久津 典之副センター長(消化器内科学講座 助教)
公開講座の様子
公開講座の様子
講演後の「相談コーナー」の様子
講演後の「相談コーナー」の様子
 令和元年6月5日(水)、あかびら市立病院において、本学附属病院肝疾患センター主催「 市民公開講座in赤平 」 今、知って欲しい肝臓の病気~お酒と肥満と脂肪肝~ (座長:あかびら市立病院内科  内山 久士先生)を開催しました。

  当日は、市民の方をはじめ、芦別市、深川市、砂川市、滝川市等近隣市町村から約60名の方が集まり、お酒を飲まない人の肝臓がんや、飲み過ぎによる肝臓の病気に関する講話を熱心に聴講されました。
  阿久津肝疾患センター副センター長は、近年、肝臓がんの原因として脂肪肝が増えていること、健康診断の血液検査結果からわかる肝臓の状態、脂肪肝の方が合併しやすいメタボリック症候群の危険性、BMI※と脂肪肝やがん死亡リスクについて講話し、最後に、減量や運動療法の重要性、減量の目安について示しました。
  佐々木センター長からは、1日のお酒2合以上でほとんどが脂肪肝に、さらに、多量の飲酒を続けるとアルコール性肝炎になり、一定の割合で肝硬変や肝がんを発症すること等が示され、健康を守るための飲酒ルールとして、「飲酒は1日平均20g以下」とすることの重要性を強調しました。

 参加者からは、「生活に役立つ内容だった。帰宅して健康診断の血液検査結果をもう一度確認したい。」、「お酒や太りすぎといった身近な話題を、データに基づきながら話していただいたので深く理解できた。まずは、有酸素運動に励みます!」、「1日20gの飲酒ルールは、必ず主人に守らせます!」などの感想や決意表明が寄せられました。

 次回の肝疾患センター主催「市民公開講座」は、根室で開催予定です。

  BMI※…Body Mass Indexの略、体格指数 【BMI計算式】  体重 kg ÷ (身長 m ×身長 m ) 
     肥満とは、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態を指し、BMI≧25のもの      

 

発行日:

情報発信元
  • 附属病院 肝疾患センター