第4回 肝炎学術講演会を開催しました【10月11日開催】

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第4回 肝炎学術講演会
第4回 肝炎学術講演会
本学 消化器内科学講座 准教授 佐々木 茂先生
本学 消化器内科学講座 准教授 佐々木 茂先生
北海道大学大学院医学研究院内科学分野 教授 坂本 直哉先生
北海道大学大学院医学研究院内科学分野 教授 坂本 直哉先生
日本赤十字社武蔵野赤十字病院 院長 泉 並木先生
日本赤十字社武蔵野赤十字病院 院長 泉 並木先生
会場の様子
会場の様子

 平成30年10月11日(木)、北海道大学病院肝疾患相談センター・当院肝疾患センターの共催で、第4回学術講演会を開催しました。(会場:ホテルモントレエーデルホフ札幌12階ベルクホール) 

 当院は、肝疾患連携拠点病院として、年に3回、専門医療従事者向け研修を開催しています。今回の学術講演会は、医師及び医療従事者向けに、肝疾患に関する最新情報と情報交換の場を提供することを目的としており、札幌市及び近郊の医療機関から45名の参加がありました。

 当日は、北海道大学大学院医学研究院内科学分野 教授 坂本 直哉先生と本学消化器内科学講座 准教授 佐々木 茂先生を座長とし、肝癌やその診断に用いる腫瘍マーカーについての講話がなされました。

 特別講演「B型・C型肝炎からの肝発癌の予知と早期発見」において、日本赤十字社武蔵野赤十字病院 院長 泉 並木先生からは、B型肝炎から肝細胞がんが発生するリスクについては、HBVDNAのみならず、HBs抗原量も考慮しなければならないということ。また、C型肝炎は、ウイルス治療後も肝細胞がんが発生する可能性があり、高齢や、肝硬変、AFPという肝がんの腫瘍マーカーが高い場合、特に注意が必要であること、C型肝炎ウイルスがある時にできる肝がんと、治療後でウイルスがなくなっている時にできる肝がんには違いがあること等、日々の診療に非常に有意義な講話がなされました。
 講演後は、会場より複数の質問が出て、活発な情報交換が行われました。



発行日:

情報発信元
  • 附属病院 肝疾患センター