医学部消化器内科学講座 仲瀬 裕志 教授が令和6年度北海道科学技術賞を受賞
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本学医学部医学科消化器内科学講座の仲瀬裕志教授が、令和6年度北海道科学技術賞を受賞し、令和7年2月18日に札幌市内で贈呈式が行われました。
<北海道科学技術賞について>
科学技術上のすぐれた発明、研究等を行い、北海道産業の振興、道民生活の向上など経済社会の発展振興等に功績のあった方に贈呈される北海道知事表彰
<功績名>
「北海道炎症性腸疾患患者医療均一化を目指した遠隔医療体制の確立」
<功績の内容>
仲瀬裕志氏は、炎症腸疾患(inflammatory bowel disease: IBD)領域において臨床・基礎研究の分野で多くの業績を挙げ、日本のみならず世界にその成果を発信してきた。
診療面においては、道内各地域のIBD治療の格差をなくすために、COVID-19禍の2021年より各機関病院とIBD診断・治療における遠隔医療を開始した。開始当時、診断確定済みのIBD患者の遠隔診療の保険診療加算は認められてはいなかったが、そうした患者に対して無償で遠隔診療を継続してきた。
本取組みは、地方に居住するIBD患者とその家族の負担低減の点において大きく、道内IBD患者のQuality of Lifeの向上に寄与した。