令和5年度助産師・保健師スキルアップセミナーを行いました【8月5日実施】
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令和5年8月5日(土)に「助産師・保健師スキルアップセミナー」をハイブリッド方式にて開催いたしました。オンライン参加者50名、来学者25名、計75名の方にご参加いただきました。市町村や保健所に所属する保健師、医療施設や助産所および教育機関に所属する助産師、精神看護を専門とする看護師など、母子保健や精神看護に従事する多様な背景を持つ看護専門職に参加いただきました。
本学看護学科 助産・母性看護学領域の植木瞳講師は「講演1 産後うつ病の早期発見、国内外の研究動向からみる看護の役割」をテーマに、産後うつ病に関する介入研究など複数の研究を文献検討した結果より、本邦で途上にある産後うつ病に関する支援体制、看護職に期待される役割について講演されました。医学部神経精神医学講座 河西千秋教授は「講演2 産前産後のメンタルヘルス支援と自殺予防 助産師・保健師に期待すること」をテーマに、自殺予防の基本となる知識について講演されました。参加者から多くの質問が寄せられ、植木講師、河西教授に加え、周産期メンタルヘルスの第一線で診療活動に当たっている医学部神経精神医学講座の柏木助教も登壇して回答があり、来学の参加者との交流の機会ともなっていました。
参加者からは「保健師業務に取り組むだけでも日々精一杯になってしまっていますが、地域で暮らす母子を守るため、母子保健に従事する支援者として知識や技術を身につけていきたいと思いました。」、「他職種連携、他領域(特にメンタル)の知識は、対象に関わる上でとても必要なスキルとなってくることを実感してます。」などの感想がよせられました。