第2回札幌医科大学保健医療学部フォーラム
第2回札幌医科大学保健医療学部フォーラムが開催されました
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第2回の保健医療学部フォーラムが11月19日午後1:30から17:00まで札幌医科大学記念ホールにて開催されました。
今年は大学開学60周年記念の年にあたるため、その関連事業と位置づけ「半世紀を迎える北海道におけるリハビリテーション医療のこれからを考える」をメインテーマに行われ、学外からの医療専門職や学内の学生、教職員など118名の参加がありました。
基調講演の茨城県立健康プラザ管理者、大田仁史氏(元茨城県立医療大学教授)による「日本におけるリハビリテーション医療の現状とこれから」では、高度成長期から少子高齢化社会への変遷もふまえて、生活している人としての尊厳、人権というリハビリテーション医療の基本理念を基軸に据えた実践の重要性を強調しました。
その後、道内リハビリテーション医療の第一線で活躍している5名のパネリストによるパネルディスカッションを行い、医師の立場から札幌西円山病院副院長横串算敏氏、理学療法士の立場から手稲渓仁会病院リハビリテーション部部長青山誠氏、作業療法士の立場から北海道総合在宅ケア事業団主幹菊地啓介氏、保健師の立場から北海道胆振総合振興局保健福祉企画課保健推進係長村井由美子氏、当事者の立場から北海道若年認知症の人と家族の会会長木村邦弘氏の各15分間の講演のあと、会場の参加者も交えて討論を行いました。
北海道は、今後ますます過疎化、少子高齢化の影響を受ける事が予想されますが、在宅を含むリハビリテーション医療における専門職種間の連携、施策を含む包括的視点の重要性を再確認してフォーラムを終了しました。