平成25年度北海道科学技術賞

病理学第一講座 佐藤 昇志教授が平成25年度北海道科学技術賞を受賞しました【2月20日受賞】

画像スライド集

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佐藤 昇志教授による受賞挨拶
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贈呈式の様子
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贈呈式に参列した島本 和明学長
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副知事より賞状の授与
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贈呈式の様子
 本学医学部病理学第一講座 佐藤 昇志教授のこれまでの「ヒトがん免疫の基盤的研究」が実績として高い評価を得て、平成25年度北海道科学技術賞を受賞し、2月20日(木)に札幌プリンスホテルで贈呈式が行われました。


<北海道科学技術賞について>
科学技術上のすぐれた発明、研究等を行い、北海道産業の振興、道民生活の向上など経済社会の発展振興等に功績のあった個人または団体に送られる北海道知事表彰

<業績の概要>
 佐藤教授は、札幌医大卒業後、一貫してがん免疫の基礎・基盤的研究に従事してきました。
 わが国では、佐藤教授らが開発を進めてきたサバイビン2Bがんワクチンも製薬化に向けた具体的進捗がなされ、厚生労働省の大きな助成のもとがんワクチン開発の治験研究にまで発展しており、今後、わが国から世界に発する最初のヒトがん治療ワクチンになる期待が大きく、また、ヒトがん幹細胞(CSC)、がん起始細胞(CIC)の免疫制御の基礎的・臨床的研究も世界の最先端をいっています。理論的にも、臨床的にもCSC/CICの免疫による治療がなされれば、極めて効果の高いがん治療として確立され、初めてがんの予防も可能となる時代の到来が期待できます。
 佐藤教授は、世界的ながん免疫研究のメッカである北海道において、がん免疫の研究指導にあたるとともに、これまでの研究成果は、北海道のみならず、日本、そして世界から注目され、大手製薬会社からの共同作業が先端的に行われており、それらの成果が、がんの新たな標準治療となると期待されています。そればかりか、ワクチンであるゆえに、がんの予防への期待も大きく、北海道にとっても魅力ある先端研究にまで熟成されてきた手腕や哲学が高く評価されており、製薬と連携した経済的な本道への貢献も大きく期待できるものです。

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情報発信元
  • 経営企画課企画広報係