札幌医科大学解剖体慰霊式・遺骨返還式
札幌医科大学解剖体慰霊式・遺骨返還式を執り行いました【9月4日実施】
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平成24年9月4日(火)、札幌医科大学臨床教育研究棟1階講堂において、本学の医学教育・研究のためにご献体された解剖体及び法医解剖体の慰霊式を執り行いました。
札幌医科大学では、開学以来、一万四千体余の方々の解剖を行ってきておりますが、これら多数の方々の医学教育・研究・医療への御理解と御貢献に対しまして、改めまして深い敬意と感謝の念を捧げますとともに、解剖に同意されるという重く、そして崇高なご選択をされた御遺族の皆様の御心情に感謝し、故人の御遺徳を偲びつつ、大学を挙げて御霊の安らかならんことを祈念いたしました。
慰霊式には本学から、島本理事長・学長、平山副理事長、黒木医学部長、乾保健医療学部長、白崎理事、解剖学講座教授、法医学講座教授ら多くの関係者が列席し、出席者全員で医学の発展の礎石となられた方々へ黙祷を捧げました。
続いて、本学を代表して島本理事長・学長が、御霊前に謹んで哀悼の意を表しました。
その後、島本理事長・学長、御遺族の皆様から献花が捧げられ、次いで、本学関係者、医学部2年生の学生全員が献花を捧げました。
このような解剖の重要性を御理解いただき、生前、献体の御芳志を寄せられている白菊会会員の皆様には、本学より深甚なる敬意を表するとともに、本年7月に火葬されました解剖体の御遺骨を御遺族に御返還し、その篤志に感謝申し上げ、文部科学大臣及び本学島本和明学長からの感謝状を贈呈いたしました。