本学大学院医学研究科社会人入学で学位を取得した4名の方が、日本医療大学に教授として就任しました

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日本医療大

左から
梅森祥央 日本医療大学 保健医療学部 臨床検査学科 教授
品川雅明 日本医療大学 保健医療学部 臨床検査学科 学科長・教授
島本和明 日本医療大学 総長(前札幌医科大学理事長・学長)
淺沼広子 日本医療大学 保健医療学部 臨床検査学科 教授
德永祐一 日本医療大学 保健医療学部 臨床検査学科 教授

本学大学院医学研究科において、社会人入学大学院生として学位を取得した梅森 祥央さん、品川 雅明さん、淺沼 広子さん、德永 祐一さんの4名が、本年度(令和3年度)、日本医療大学保健医療学部臨床検査学科の教授に就任しました。
本学各講座における研究活動の成果が実を結んだ結果となります。本学の社会人入学制度を利用し学位を取得したことについてコメントや今後の抱負をお寄せいただきましたのでご紹介いたします。

写真左から順に ※中央は島本日本医療大学総長(前札幌医科大学理事長・学長)

●梅森祥央さん(日本医療大学 保健医療学部 臨床検査学科 教授 学位取得:医学部臨床検査医学講座)
私は、14年前に旭川医科大学病院検査部・輸血部から札幌医科大学附属病院検査部に同学大学院に進学するためやってきました。学位取得は自身のキャリアアップや自己流ではない研究手法を学び、今後の研究活動や後進の指導に必要と思っていました。お陰様で何とか医学博士号を取得しましたが、あっと言う間に50代となり、次の生き方を考えていた頃に現職のお話を頂きました。今後は大学として求められる技師教育を追求し、残りの検査技師人生を捧げていきたいと思っています。

●品川雅明さん(日本医療大学 保健医療学部 臨床検査学科 学科長・教授 学位取得:医学部臨床検査医学講座)
 私は、平成22年に社会人入学制度による札幌医科大学大学院医学研究科博士課程に入学し(所属:臨床検査医学講座)、渡辺直樹前教授のご指導のもと医学博士の学位を取得しました。研究テーマは緑膿菌の新たな病原因子の解明でした。また取得後は、札幌医科大学附属病院検査部にて髙橋聡教授のご指導のもと感染症検査に関する様々な研究をさせていただきました。
今後は、これまでの経験を活かし、日本医療大学で島本和明総長のもと、多くの質の高い医療人を育成し、北海道の医療に貢献していきたいと考えています。

●淺沼 広子さん(日本医療大学 保健医療学部 臨床検査学科 教授 学位取得:医学部病理学第一講座)
研究をするようになったきっかけは、1995年に、留学から戻られたばかりの高橋 秀史先生(現、こども総合医療・療育センター、検査部長)の影響を受けて、研究というものの醍醐味を見せつけられたからです。当時は、一介の検査技師が研究することに反発される中、快く引き受けてくださったのは、菊地浩吉先生(当時、病理学第一講座 教授)でした。その後、佐藤昇志教授、鳥越俊彦教授と引き継がれ、自由に研究を続けさせて頂きました。そんな中、社会人大学院という制度が発足し、それまでの研究の一つの区切りとして学位を取得させて頂き、大変研究に対しても励みになりました。これからも、意欲のある方達に、どんどんチャレンジして行って欲しいです。
今後は、今まで病理学第一講座で培ってきた研究を、鳥越俊彦教授のご協力を得ながら、更に発展させていきたいと思っております。

●德永 祐一さん(日本医療大学 保健医療学部 臨床検査学科 教授 学位取得:医学部病理学第二講座)
日常業務の中で、顕微鏡下で腫瘍細胞を観察する機会が多く、さらに深く腫瘍細胞について研究をしたいと思っていたところ、社会人入学大学院生の制度があることがわかり入学し学位を取得させていただきました。研究を通じて学術的な知識を得たことはもちろんですが、理論立てて考えることの重要性などを再認識しました。今後は、これまでに得た知識や経験などを教育を通じて、次の世代に伝えていきたいと思います。


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