厚真町の東胆振東部3町医療救護保健調整本部において、本学からの北海道災害医療コーディネーターロジチームが活動しました
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災害発生後、医療ニーズが収束傾向になると、必要とされる支援は医療から保健へと変化していきます。被害が大きかった胆振東部3町(厚真町、安平町、むかわ町)では、急性期以降の保健と医療を統合して調整するため、苫小牧保健所と災害医療コーディネーターのもと、9月10日に東胆振東部3町医療救護保健調整本部が立ち上がりました。
この本部は厚真町役場総合ケアセンターゆくり内に設置され、9月14日からは北海道災害医療コーディネーターロジチーム(以下、道ロジチーム)が、DHEATや日赤とともに本部活動を行いました。道ロジチームは、本学医学部救急医学講座の水野浩利助教の呼びかけで全道の災害医療のエキスパートが集められ、本学からも医師や看護師等の9名を派遣しました。
外部からの支援はありがたいものですが、適切な時期に支援を収束させないと被災者の疲弊にもつながります。被害が大きいために医療救護活動が継続されていた3町では、保健師など地域のプレーヤーを支援しつつ、外部支援チーム主体の体制から地域主体の体制への移行が必要な状況でした。本部では、支援チームの整理や、町保健師との情報共有の場の設定、ニーズ情報の整理といった活動が行われました。この結果、9月20日にはすべての医療救護班が撤退、保健活動への引継ぎが完了して医療救護活動を終了しました。
急性期から亜急性期に向けて、様々な医療救護団体の活動を統合し、協働体制を確保する必要があり、課題もありましたが、概ねスムーズに調整することができ、無事、円滑に地域主体の保健医療へ引き継ぐことができました。
この本部は厚真町役場総合ケアセンターゆくり内に設置され、9月14日からは北海道災害医療コーディネーターロジチーム(以下、道ロジチーム)が、DHEATや日赤とともに本部活動を行いました。道ロジチームは、本学医学部救急医学講座の水野浩利助教の呼びかけで全道の災害医療のエキスパートが集められ、本学からも医師や看護師等の9名を派遣しました。
外部からの支援はありがたいものですが、適切な時期に支援を収束させないと被災者の疲弊にもつながります。被害が大きいために医療救護活動が継続されていた3町では、保健師など地域のプレーヤーを支援しつつ、外部支援チーム主体の体制から地域主体の体制への移行が必要な状況でした。本部では、支援チームの整理や、町保健師との情報共有の場の設定、ニーズ情報の整理といった活動が行われました。この結果、9月20日にはすべての医療救護班が撤退、保健活動への引継ぎが完了して医療救護活動を終了しました。
急性期から亜急性期に向けて、様々な医療救護団体の活動を統合し、協働体制を確保する必要があり、課題もありましたが、概ねスムーズに調整することができ、無事、円滑に地域主体の保健医療へ引き継ぐことができました。