医学部病理学第一講座 鳥越 俊彦教授が令和4年度北海道科学技術賞を受賞

医学部病理学第一講座 鳥越 俊彦教授が令和4年度北海道科学技術賞を受賞しました

画像スライド集

受賞式の様子
受賞式の様子
受賞式の挨拶
受賞式の挨拶
記念撮影
記念撮影
 本学医学部病理学第一講座 鳥越 俊彦教授の研究成果「腫瘍免疫病理学研究によるがんワクチン療法の開発」が実績として高い評価を得て、令和4年度北海道科学技術賞を受賞し、2月14日(火)に札幌市内のホテルで贈呈式が行われました。
 
<北海道科学技術賞について>
 北海道では、科学技術上のすぐれた発明、研究等を行い、本道産業の振興、道民生活の向上など経済社会の発展振興等に功績のあった方に、知事表彰として、北海道科学技術賞を贈呈しています。
 
<功績名>
 「腫瘍免疫病理学研究によるがんワクチン療法の開発」
 
<功績の内容>
 鳥越 俊彦氏は、がん細胞の女王バチに相当する「がん幹細胞」に対するヒト免疫応答の分子機序について約 35 年間継続的に研究し、がん幹細胞が免疫システムから逃避する機序や腫瘍微小環境の制御機構を解明した。
 さらに、これらの基礎研究成果を新規がん免疫療法へ応用する橋渡し研究を推進し、世界初となる進行大腸がんを対象とした「がん幹細胞標的複合ワクチン」の臨床試験によって、創薬に向けた臨床応用の道を切り拓いた。
 また、国際共同臨床研究コンソーシアムに参加して、デジタル画像解析技術による大腸がん患者の治療薬選択バイオマーカーを発明し、世界中のがん医療に貢献したほか、免疫治療薬の副作用である薬剤性自己免疫・炎症疾患の病理学的解析によって、その病態と分子機序の解明に貢献した。
 
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情報発信元
  • 医学部病理学第一講座