附属病院肝疾患センター主催 平成29年度「市民公開講座in釧路」を開催しました
附属病院肝疾患センター主催 平成29年度「市民公開講座in釧路」を開催しました。【2月8日開催】
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平成30年2月8日(木)、「釧路市生涯学習センター」において、附属病院肝疾患センター主催の市民公開講座を開催しました。
肝疾患診療連携拠点病院として、当院に開設している相談窓口「肝疾患センター」では、今年度最後の市民公開講座として、釧路管内の約50名の患者さんやご家族を対象に、「慢性肝炎の治療を勉強しましょう!」と題して、最新治療について情報提供を行いました。
当日は、市立釧路総合病院副院長 米澤和彦先生に座長を務めていただき、肝疾患センター 佐々木 茂センター長(消化器内科学講座 准教授)と阿久津典之副センター長(消化器内科学講座 助教)により、B型肝炎及びC型肝炎の治療について講演しました。
講演では、肝炎治療の進歩や、治療のポイントを説明した他、肝炎を放置すると肝硬変や肝がんに進行するおそれがあることから、早期発見して治療するために、家族や周囲の人へ「肝炎検査の受診」を勧めることの重要性について話しました。
また、講演後の「個別相談コーナー」においては、現在の症状や今後の治療に関し、多くの質問や相談に応じました。
参加者からは、「B型肝炎の新薬登場で治療に希望が持てた。今後も医学の進歩に期待したい。」「正しい知識を持ち、早期に治療すればC型肝炎はこわくないということがよくわかった。」「肝臓は沈黙の臓器。早速、親戚中に検査受診を呼びかけたい。」等の感想が寄せられました。
今年度、「肝疾患センター」では、長沼町、倶知安町、釧路市において、市民(町民)公開講座を開催しました。開催にあたりご協力いただいた皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。来年度も、道内各地域での市民公開講座の開催を予定しています。