学生の皆さんへ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止対策を再確認してもらうためのメッセージ
また、従来のデルタ株ではなくさらに感染力の強いオミクロン株によるものが有意になってきています。
北海道でもCOVID-19感染が徐々に増加しはじめ先週末7日の94人から12日の197人と短期間で倍増の状況です。非常に憂慮すべき感染状況です。
大学では、COVID-19感染者が減少してきた昨年の10月21日に当時の感染状況に照らして、COVID-19感染拡大のための行動指針の行動制限レベルを引き下げるよう改訂し現在に至っています。
北海道全体の感染状況は、これまでの行動制限レベルに変更を迫るほど徐々に悪化しています。したがって、早晩、本学の行動指針レベルも強化せざるを得なくなる可能性は大いにあります。
それまでは、感染状況を見ながら対応しますが、原則、対面授業からオンライン授業へ変更とする予定でいます。実習などもオミクロン株の感染力を考えると感染予防対策にこれまで以上の注意が必要と思われます。
また、課外活動は、オミクロン株の感染力を考えると、現状でもこれまでの制限レベルを強化せざるを得ません。したがって、原則、課外活動は中止とします。詳細は大学事務局からの連絡を参照してください。
なお、今後の感染状況、オミクロン株に関する医学的エビデンスによってはその制限を緩和することも考慮していきます。大学からの連絡を見落とさないようにお願いします。
学生の皆さんは既に2回目のワクチン接種を終えていると思いますが、デルタ株でもいわゆるブレークスルー感染が見られています。また、オミクロン株に対するワクチンの感染予防効果はこれまでの株に対するより低い(重症化予防効果は同等)とされています。
残念ながらワクチン接種も万全でないことは事実です。したがって、これまで大学が推奨してきた各個人で行える標準的な感染予防対策が、これからもきわめて重要です。
皆さんが取るべき感染拡大予防対策は、すべて新型コロナウイルス感染症対策ハンドブック(7月26日に改訂版)に記載されています。感染予防の実践を再確認しておいてください。一部にはいまだにページを開いたことがない学生もいる、と聞き及んでいますが、これは言語道断です。自分でできる感染拡大予防対策を行うことは自分を守ること、さらには他人を守ることであり、そしてそれは地域を守ることに直結します。あらためて医療系大学の一員であることを自覚して欲しいと思います。
大学の入学試験をはじめ年度末で定期試験の時期です。皆さんが体調万全で試験に臨むことを希望しています。
学長 塚本 泰司