医科大学で全国初! 令和6年度「知財功労賞」の特許庁長官表彰を、本学医学部先端医療知財学 石埜正穂教授が受賞

 わが国の知的財産権制度の発展に貢献した個人や団体を表彰する令和6年度「知財功労賞」の特許庁長官表彰を、本学医学部先端医療知財学 石埜正穂教授が受賞しました。
 北海道からは2年ぶりの受賞となり、大学の教授としては北海道初、医科大学の教授としては全国初の受賞となります。

 経済産業省 特許庁では、毎年、知的財産権制度の発展及び普及・啓発に貢献のあった個人に対して「知的財産権制度関係功労者表彰」、また、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業等に対して「知的財産権制度活用優良企業等表彰」として、経済産業大臣表彰及び特許庁長官表彰を行っています。両表彰を合わせて、「知財功労賞」と総称しており、本年度の表彰式は、4月18日の発明の日に東京・赤坂インターシティコンファレンスにて開かれます。

 医学部先端医療知財学 石埜正穂教授は、医学博士及び弁理士の資格を有し全国で唯一となる知財担当教室を主宰され、また本学産学・地域連携センター 開発部門長として、知財権を核とした医学研究成果の戦略的な実用化に深く貢献されています。
 今回の受賞にあたっての石埜教授の功績概要は下記となります。

札幌医科大学 教授・弁理士 石埜 正穂 氏の功績
(特許庁HPより)
  • 先端医療技術を担うアカデミアの特許の重要性が増している中、医療系の学生や研究者への知財教育がほとんど行われていないことやインハウスの知財専門家が不足していることに課題を見出し、札幌医科大学において全国医学部で唯一となる知財担当教室を主宰。そこを拠点に、全国の医学生・研究者への知財リテラシーの普及・啓発や、医療系アカデミア・地域における知財人材育成に貢献。
  • 医薬発明に係る審査基準の在り方や、各種の知財関連判決について、医学的見地から独自の検証を行い多数の論文を執筆し学会発表やシンポジウム、委員会を通じて、医療分野における知的財産権制度の発展に貢献。
  • 長年、大学で医学研究に従事していたが、知的財産権について興味を示し、弁理士資格を取得。医学研究と知財の2つの世界の狭間で、知財制度における医療技術的な課題と、医学研究分野における知財的な課題を整理し、医療分野における知的財産制度の活用に貢献。

詳細については、経済産業省北海道経済産業局のHPをご覧ください。

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  • 企画広報係