国際科学雑誌「BRAIN」に掲載
【研究発表】
医学部フロンティア医学研究所神経再生医療学部門本望修教授らの研究「脳梗塞患者に対する自己骨髄間葉系幹細胞の静脈内投与療法」が国際科学雑誌「BRAIN」に掲載されました
【研究概要】
札幌医科大学医学部フロンティア医学研究所神経再生医療学部門本望修教授らの研究グループは、自己血清を用いて自己の骨髄間葉系幹細胞を培養し、脳梗塞患者12例を対象に静脈内投与を行った結果を発表しました。
症例の内訳は、男性9名・女性3名、年齢は41~73歳(59.2 ± 8.2歳)、運動麻痺12名・失語症5名、脳梗塞後36~133日に細胞移植した。脳卒中スコアー(NIHSS)で、回復スピードが移植を契機に加速されることが判明した。
また、移植により、脳梗塞病変が減少することもMRIで確認されました。
この研究成果は,国際科学誌「BRAIN」に2011年4月14日付けオンライン版で発表されました。
この研究は,文部科学省科学研究費補助金,文部科学省橋渡し研究支援推進プログラムの支援を受けております。
【期待されること】
この研究成果によって、自分の体の中の幹細胞を増やした後、自分自身に移植することで、脳梗塞後の後遺障害(運動麻痺や言語障害など)が軽減されることが見込まれ、脳梗塞の再生医療として期待されます。
【論 文】
Osamu Honmou, Kiyohiro Houkin, Takuya Matsunaga, Yoshiro Niitsu, Sumio Ishiai,
Rie Onodera, Stephen G. Waxman, and Jeffery D. Kocsis.
Intravenous administration of auto serum-expanded autologous mesenchymal stem cells in stroke.
BRAIN 134; 1790-1807 (2011)
札幌医科大学医学部フロンティア医学研究所神経再生医療学部門本望修教授らの研究グループは、自己血清を用いて自己の骨髄間葉系幹細胞を培養し、脳梗塞患者12例を対象に静脈内投与を行った結果を発表しました。
症例の内訳は、男性9名・女性3名、年齢は41~73歳(59.2 ± 8.2歳)、運動麻痺12名・失語症5名、脳梗塞後36~133日に細胞移植した。脳卒中スコアー(NIHSS)で、回復スピードが移植を契機に加速されることが判明した。
また、移植により、脳梗塞病変が減少することもMRIで確認されました。
この研究成果は,国際科学誌「BRAIN」に2011年4月14日付けオンライン版で発表されました。
この研究は,文部科学省科学研究費補助金,文部科学省橋渡し研究支援推進プログラムの支援を受けております。
【期待されること】
この研究成果によって、自分の体の中の幹細胞を増やした後、自分自身に移植することで、脳梗塞後の後遺障害(運動麻痺や言語障害など)が軽減されることが見込まれ、脳梗塞の再生医療として期待されます。
【論 文】
Osamu Honmou, Kiyohiro Houkin, Takuya Matsunaga, Yoshiro Niitsu, Sumio Ishiai,
Rie Onodera, Stephen G. Waxman, and Jeffery D. Kocsis.
Intravenous administration of auto serum-expanded autologous mesenchymal stem cells in stroke.
BRAIN 134; 1790-1807 (2011)