理事長室だより第32号 平成27年1月20日
皆様、新年あけましておめでとうございます。
雪の少ない暖かい年末年始で、9連休ということもあり、皆様もゆっくりと落ち着いた正月を迎えられたものと思います。皆様にとりまして、本年が実り多き年となりますよう心からお祈り申し上げます。
今年初めての理事長室だよりとなりますので、仕事始めにもお話しましたが、今年の抱負などを簡潔に述べたいと思います。
雪の少ない暖かい年末年始で、9連休ということもあり、皆様もゆっくりと落ち着いた正月を迎えられたものと思います。皆様にとりまして、本年が実り多き年となりますよう心からお祈り申し上げます。
今年初めての理事長室だよりとなりますので、仕事始めにもお話しましたが、今年の抱負などを簡潔に述べたいと思います。
●はじめに
まずは、私自身学長就任5年目となり、4月からの新年度は学長としての任期の最終年度となります。
厳しい課題も多くある中ではありますが、気を引き締めて精進致しますのでよろしくお願いいたします。
厳しい課題も多くある中ではありますが、気を引き締めて精進致しますのでよろしくお願いいたします。
●大学全体の運営にあたって
平成25年度から6年間の第2期中期計画ですが、今年で2年目を終えようとしています。第2期中期計画の中で最も重要で、期待と注目を集めるのが新キャンパス構想です。
1月からは西17丁目において教育研究棟の1期工事が開始され、平成29年度に完成する予定となっています。完成後には医学部附属フロンティア医学研究所等が移って、教育研究棟の2期工事と管理棟・動物実験棟の工事に入ります。また、助産学専攻科を含めた保健医療学部棟は今年の夏頃から工事を開始し、秋頃には病院西棟の工事も開始される予定となっています。さらに、西17丁目の緑道が譲渡されたことにより、今後は、教育、研究、そして診療にふさわしい空間として活用できるものと期待しています。
スクラップ&ビルドにより工事を行うため、少し時間はかかりますが、ようやく具体的な新キャンパス構想が実現しつつあるところです。
特に病院西棟につきましては、多くの方々の強い後押しもあって、平成27年度から工事が開始されることとなりました。病室は念願の個室の増加と6人部屋の4人部屋化を図るとともに、外来化学療法室や治験センター、リハビリ室も整備されます。西棟完成後には、南棟、北棟、中央診療棟の改修も計画しており、これらの整備が進むことによって附属病院全体が大きく変わるものと思っています。
1月からは西17丁目において教育研究棟の1期工事が開始され、平成29年度に完成する予定となっています。完成後には医学部附属フロンティア医学研究所等が移って、教育研究棟の2期工事と管理棟・動物実験棟の工事に入ります。また、助産学専攻科を含めた保健医療学部棟は今年の夏頃から工事を開始し、秋頃には病院西棟の工事も開始される予定となっています。さらに、西17丁目の緑道が譲渡されたことにより、今後は、教育、研究、そして診療にふさわしい空間として活用できるものと期待しています。
スクラップ&ビルドにより工事を行うため、少し時間はかかりますが、ようやく具体的な新キャンパス構想が実現しつつあるところです。
特に病院西棟につきましては、多くの方々の強い後押しもあって、平成27年度から工事が開始されることとなりました。病室は念願の個室の増加と6人部屋の4人部屋化を図るとともに、外来化学療法室や治験センター、リハビリ室も整備されます。西棟完成後には、南棟、北棟、中央診療棟の改修も計画しており、これらの整備が進むことによって附属病院全体が大きく変わるものと思っています。
●教育・研究について
医学部において、道内で従事する医師を養成するための「北海道医療枠」が注目を集めています。昨年4月に設置したアドミッションセンターもセンター長を中心に順調に稼働しており、さらに入試制度を改善、整備して参りたいと思います。
保健医療学部においては、昨年11月に新しく完成したリハビリテーション実習施設の活用が期待されます。また、附属病院との協力により、リハビリテーション部で理学療法士、作業療法士の研修制度も全国に先駆けて昨年4月から開始していますし、同じく昨年4月から設置した看護キャリア支援センターも、看護学科の協力を得て、附属病院で看護師、看護学生教育を一新いたしましたが、本学看護学科からの附属病院への就職が大幅に伸びており、その成果がすでにみられているところです。
学生にとっての魅力的なカリキュラム作りと実践においては、両学部合同のチーム医療実習の意義・大切さについて、北海道あるいは全国から注目されているところです。特に教養教育については両学部の新しいカリキュラムと連携し、学生にとってより魅力的な教養教育が実現できるよう、改革を推進したいと思います。さっそく、4月の新年度からは英会話の必修化が行われます。
一方、研究面においても、橋渡し研究プロジェクトである、脳梗塞及び脊髄損傷に対する再生医療とがんワクチンの研究の医師主導治験が全国的にも大きく注目され、オーソドックスなテーマを正攻法で行っていく本学の研究が高く評価されています。本学の多くの教室で行われている極めて優れた基礎研究・臨床研究が、今年も飛躍の年になるよう支援をして参ります。
保健医療学部においては、昨年11月に新しく完成したリハビリテーション実習施設の活用が期待されます。また、附属病院との協力により、リハビリテーション部で理学療法士、作業療法士の研修制度も全国に先駆けて昨年4月から開始していますし、同じく昨年4月から設置した看護キャリア支援センターも、看護学科の協力を得て、附属病院で看護師、看護学生教育を一新いたしましたが、本学看護学科からの附属病院への就職が大幅に伸びており、その成果がすでにみられているところです。
学生にとっての魅力的なカリキュラム作りと実践においては、両学部合同のチーム医療実習の意義・大切さについて、北海道あるいは全国から注目されているところです。特に教養教育については両学部の新しいカリキュラムと連携し、学生にとってより魅力的な教養教育が実現できるよう、改革を推進したいと思います。さっそく、4月の新年度からは英会話の必修化が行われます。
一方、研究面においても、橋渡し研究プロジェクトである、脳梗塞及び脊髄損傷に対する再生医療とがんワクチンの研究の医師主導治験が全国的にも大きく注目され、オーソドックスなテーマを正攻法で行っていく本学の研究が高く評価されています。本学の多くの教室で行われている極めて優れた基礎研究・臨床研究が、今年も飛躍の年になるよう支援をして参ります。
●附属病院について
病院西棟新築にあわせて、中央棟につきましては手術室改修、ハイブリッド手術、ロボット手術のためのダ・ヴィンチの導入に加え、MRI 2台の追加導入も行い、当初の病院計画は予定通り昨年3月までに完了しています。昨年5月には、最も新しい第3世代version1の病院機能評価も1回でクリアしましたし、現在も病床利用率が90%近い値を出してくれています。来年度は、薬剤師、臨床工学技士、理学・作業療法士等、病院機能充実のため、医療職を増員する方向としています。
病院現場の皆様の努力が確実に病院を良くしていることは疑いの余地もありません。今後もより患者様の立場に立った医療環境の実現に精一杯努めていく所存です。
病院現場の皆様の努力が確実に病院を良くしていることは疑いの余地もありません。今後もより患者様の立場に立った医療環境の実現に精一杯努めていく所存です。
●最後に
この他にも各分野において様々なトピックがありますが、今年も新キャンパス構想をはじめとし、様々なプランが大きく前進し、本学がさらに飛躍する年になるものと思います。
本学は4月で開学65周年を迎えますが、今後も教育・研究・臨床と3つの分野で優れた実績を継続し、全教職員一致協力の下、北海道という地域とともに歩み、進取の精神と自由闊達な気風に溢れた魅力ある大学づくりに努めて参ります。
本学は4月で開学65周年を迎えますが、今後も教育・研究・臨床と3つの分野で優れた実績を継続し、全教職員一致協力の下、北海道という地域とともに歩み、進取の精神と自由闊達な気風に溢れた魅力ある大学づくりに努めて参ります。