理事長室だより 第14号 平成24年1月12日
理事長室だより第14号をお届けします。
皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年の年末年始は、比較的、天候にも恵まれ、穏やかに過ごされたことと存じます。
一方、この間、附属病院等において、勤務にあたられた方は、大変ご苦労様です。
今年初めての理事長室だよりとなりますので、仕事始めにもお話ししましたが、今年の抱負を簡潔に述べさせていただきたいと思います。
大学全体の運営にあたって
まず、大学全体においては、今年は19年度の法人化以降、現中期計画6年目の最終年度であり、総仕上げの年となります。お陰様で、これまで一定の評価を得ていますが、残された課題に真摯に取り組み、有終の美をもって現中期計画を終えたいと思いますので、ご協力をお願いします。
また、25年度からスタートする次期中期計画の策定作業も大詰めとなります。鋭意検討作業を進めていますが、二期目にふさわしい道民の期待に応える計画となるよう、教職員一同、知恵を絞り、成案化していきたいと思います。
教職員全員の悲願である施設整備については、本年度中に具体的な構想が決定されるところまできています。ようやく本学の教育・研究環境の向上や附属病院の機能充実に向けた施設整備が実現しようとしていますが、私としても全学を挙げ、早期の実現に向けて、北海道と十分協議しながら積極的に進めていきたいと考えています。
教育・研究について
教育面においては、4月から助産学専攻科がスタートします。学生受入、授業運営などにおいて、支障なくスムーズに進むよう、万全の準備をお願いします。
また、学部では、質の高い学生の確保及び入学後の初期教育の充実が喫緊の課題であることから、魅力的なカリキュラム作りや教養教育改革に取り組んでいきたいと考えています。
研究面では、再生医療をはじめとした評価の高い研究が進んでいますが、この他にも多くの教室で優れた基礎研究・臨床研究が行われていることから、飛躍の年となるよう支援して参りたいと思います。
附属病院について
附属病院においては、大変順調に運営されてきており、本年度もこれまで黒字で推移しているところです。医療スタッフ・関係者のご尽力に心から感謝申し上げます。今年も引き続き患者さまに対し、安全・安心で質の高い医療の提供を通じ、一層の収益を確保しながら、ハイブリッド手術室の整備やロボット手術の導入など、医療機器の整備や診療環境の充実に努め、病院現場での大変な努力を目に見えるカタチで還元することで、よりよい循環を図っていきたいと思います。
最後に
最後に、本年が教職員、学生諸君、同窓生の皆様にとりまして、実り多き年となりますよう、心より祈念申し上げます。