理事長室だより 第13号 平成23年12月12日
理事長室だより第13号をお届けします。
12月に入り、いよいよ冬到来という感じです。
来春、卒業を迎える学生の皆さんは国家試験の勉強など非常に忙しい時期かと思いますが、風邪などを召さぬよう、体調管理に万全を尽くして頂きたいと思います。
また、先月から入試に関する行事が始まり、関係する教職員においては、準備・手続き等で何かと慌ただしい時期になりますが、1月のセンター試験をはじめ、諸行事が滞りなく無事終了するよう、皆様の特段のご協力をお願いします。
それでは、最近の本学の動きをお知らせします。
列車脱線事故における本学医師の人命救助について ~JR北海道から感謝状の贈呈がありました~
皆様も報道等でご承知のことと思いますが、去る5月にJR石勝線で列車脱線事故がありました。同車両には、偶然、本学脳神経外科学講座の秋山幸功助教が居あわせ、他の乗客の避難誘導・応急処置を行ったことから、この度、JR北海道より感謝状の贈呈とあわせ、ストレッチャーが寄贈されることになりました。
JR北海道様からの医療器具の寄贈は、附属病院として大変ありがたいお話であり、この場をお借りしてお礼申し上げます。
また、私としては、秋山助教の医療人としての規範的かつ立派な行動に、敬意を表すとともに、本学関係者がこのような表彰を受けたことに誇りを持ったところです。
「札幌スポーツ医学セミナー」について ~トップアスリートから貴重なお話を伺うことができました~
12月1日に「札幌スポーツ医学セミナー」が本学講堂で開催されました。
今回は元日本ハムファイターズヘッドコーチの白井一幸さんと鶴岡慎也選手をお招きし、白井さんからは選手を伸ばす指導法について、鶴岡選手からは顔面陥没骨折という大怪我からの克服にあたっての苦労話や、球団・選手の裏話など、ユーモアをたっぷり交え講演・対談されました。
私も大の日ハムファンで、この日を楽しみにしていたところであり、大変興味深く、お話を拝聴することが出来ました。
当日は多くの教職員・学生が熱心に耳を傾け、トップアスリートから多くのことを学び、感じ取ったことと思いますが、今後の日々の生活に活かしていただけたらと思います。
なお、準備にあたられた、整形外科の山下教授をはじめ、関係者の皆様お疲れ様でした。
国際貢献に寄与する医療活動について ~ロシア・サハリン州からの患者受入がありました~
先日、ロシア・サハリン州で大やけどを負った少年が、日本政府・道を通じて、高度な治療を受けるため本学附属病院に搬送されました。
治療にあたっては、高橋知事もお見舞いに見えられ、幸い、順調に経過を辿り、10日に退院され、無事帰国の途につき、ほっとしているところです。
本学では、医学・保健医療学を通じた国際貢献を行動規範の一つに掲げており、これまでも、支援を行ってきたところですが、今後もその一助を担っていきたいと思っているところです。
最後に
皆様も是非お聴きになっていただけたらと思います。