病理学第一講座
病理学は医学の根幹をなし、まずその最大目的はヒトの病気の発症メカニズムの理解にある。我々の教室はまずこの病理学の基本に最も忠実であるべく、分子病理学的な様々な見地から病理解剖、教育、そして研究にあたっている。もうひとつは、教室での研究成果をヒトの病気の新しい診断や治療の確立に普段よりつとめ、医学、医療に貢献する実践的研究も行うことを大きな目的としている。
Dept.of Pathology(1)
スタッフ
教授 Professor
鳥越俊彦 Toshihiko Torigoe, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第一講座
医学研究科分子・器官制御医学感染・免疫制御医学分子免疫学
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(1)
研究テーマ : 免疫系による腫瘍拒絶機構の解明と癌免疫治療の開発, ストレス蛋白質による免疫制御, 神経筋変性疾患の病態形成における分子シャペロンの役割, 微小重力環境の細胞生物学
研究活動と展望 : (1)医学・生物学におけるストレス応答の解明と疾患制御 生体は外界から常にさまざまなストレスを受けており,健康とはストレスに十分適応できる状態,逆に疾病とはストレスに適応できない状態,老化とは生理的にストレス適応力が減弱した状態であると理解される.このような生体のストレス応答性を細胞分子レベルで担っているのがストレス蛋白(HSP)である.HSPは細胞内蛋白質の品質管理を行なうと同時に、抗原提示機構や自然免疫活性化などの免疫システムにも密接に関わっており、HSPの発現や機能を制御することによって,癌免疫制御に貢献できると考えている.また、重力をストレスの1つと捉え,重力医学の開拓も行なっている. (2)免疫によるヒトがんの制御 天然痘がワクチンによって撲滅したように、免疫によってがんを制御することは人類の悲願である。がんに対する免疫応答とがんの免疫逃避機構を詳細に解析し、積み上げた基礎研究成果をもとに新たな免疫療法を開発し、橋渡し臨床研究を実施している。貴重な臨床研究結果を再び基礎医学に還元することによって新たな知見がもたらされ、より効果的な免疫療法の開発へとつながっている。10年以内にがんワクチンを実用化することを目標としている。
准教授 Associate Professor
廣橋良彦 Yoshihiko Hirohashi,
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第一講座
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(1)
研究テーマ :
研究活動と展望 :
准教授 Associate Professor
塚原智英 Tomohide Tsukahara,
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第一講座
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(1)
研究テーマ :
研究活動と展望 :
講師 Assistant Professor
金関貴幸 Takayuki Kanaseki,
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第一講座
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(1)
研究テーマ :
研究活動と展望 :
助教 Instructor
中津川宗秀 Munehide Nakatsugawa,
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第一講座
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(1)
研究テーマ :
研究活動と展望 :
特任助教
久保輝文 Teruhumi Kubo,
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第一講座
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(1)
研究テーマ :
研究活動と展望 :