理事長室だより第33号 平成27年3月30日
理事長室だより第33号をお届けします。
3月中旬に入ってからどんどんと暖かくなり、最近では本学構内の雪も解け、季節はすっかり春となりました。
本学においても、合格発表や卒業式などの行事が行われ、出会いと別れに象徴されるような春という季節を身近に感じられています。
それでは、最近の本学の動きをお知らせします。
●平成27年度一般入学試験(前期日程)の合格発表が行われました
3月9日、平成27年度札幌医科大学医学部及び保健医療学部の一般入学試験(前期日程)の合格発表が行われました。
医学部においては北海道医療枠63名、一般枠12名、保健医療学部においては看護学科41名、理学療法学科17名、作業療法学科16名の合計149名が晴れて合格となりました。
本学玄関前では、午前10時の合格発表とともに大きな歓声が沸き起こり、合格した受験生が在学生の先輩たちに胴上げされるなど、早速歓迎を受けている姿が見られました。
見事合格を手にした受験生の皆さんには、受験勉強で培ってきた知識や努力を活かし、引き続き本学での勉学、学生生活に一生懸命励んでほしいと願っています。
今年度の入試業務に関わっていただいた多くの教職員の皆様に感謝申し上げます。
●平成26年度卒業式・修了式が行われました
3月20日、札幌プリンスホテル国際館パミールにて、平成26年度札幌医科大学卒業式・修了式が行われました。
式では、父母、在学生などが見守る中、学部卒業生、大学院修了生、専攻科修了生に卒業証書・学位記が授与され、高橋 はるみ北海道知事などの来賓の方からご祝辞をいただきました。また、人物・学業が優秀で、他の模範となる学生を表彰する、大野賞や朝比奈嫩葉賞、理学療法学賞、作業療法学賞についても、各賞1名ずつに賞状を授与しました。
今年度本学が送り出す卒業生は、医学部62期生104名、保健医療学部19期生看護学科48名、理学療法学科19名、作業療法学科19名の計190名です。また、大学院医学研究科の修士課程修了者は1名、博士課程修了者は30名、大学院保健医療学研究科の博士課程前期修了者は17名、後期修了者は3名、助産学専攻科修了者は20名となっています。
この母校、札幌医科大学で学んだことに誇りを持ち、北海道はもとより、広く世界の医学、医療、保健そして福祉の向上のために、大いに活躍してくれるものと信じています。皆様の輝かしい前途を祝し、今後のさらなる飛躍を祈っています。
●株式会社新和ホールディングス様に感謝状を贈呈しました
3月23日、本学基礎医学研究棟5階共通会議室において、株式会社新和ホールディングス様に感謝状を贈呈しました。
この感謝状は、新和ホールディングス様が附属病院に自動体外式除細動器(AED)5台をご寄贈いただいたことに対し、本学として感謝の意を表すためにお贈りしたものです。
当日は、テレビ局や新聞社など多くの報道陣が取材する中、新和ホールディングス代表取締役の新井 修様から、寄贈によせてのご挨拶をいただきました。ご寄贈いただいたAEDは、患者様や一般来訪者等の緊急事態に迅速に対応できるよう、主に附属病院の外来棟に設置させていただく予定です。
新和ホールディングス様からは、これまでにも歩行器や車椅子などのご寄贈、附属病院ロビーにおける患者様向けのロビーコンサートの開催など、様々なご支援をいただいています。
こうしたご支援にお応えできるよう、附属病院ではより一層の患者サービス向上に努めてまいります。
●最後に
2月27日、本学講堂にて、今年度3月末で退職される理学療法学第一講座の乾 公美教授、病理学第一講座の佐藤 昇志教授、消化器・免疫・リウマチ内科学講座の篠村 恭久教授、消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座の平田 公一教授の最終講義、送別式が行われました。先生方の長年にわたる教育・研究の功績に敬意を表すとともに、本学の教育にご尽力いただきましたことに心から感謝申し上げます。
年度末ということで、入学式などの行事の準備や教職員の異動などもあり、いろいろと慌ただしい時期だと思います。本学全体が気持ちよく新年度を迎えることができるよう、皆様の特段のご協力をよろしくお願いします。