理事長室だより 第16号 平成24年4月11日
理事長室だより第16号をお届けします。
4月に入り、厳しかった寒さも緩みはじめ、北海道にも遅い春の足音が聞こえてきました。
本学におきましても、新入生を迎え入れ、学内がフレッシュなエネルギーに満ちています。学生の皆さんがより充実した学生生活を送れるよう、教職員の皆様の一層のご配慮・ご指導をお願いします。
それでは、最近の本学の動きをお知らせします。
平成24年度入学式が行われました
4月6日、札幌プリンスホテル国際館パミールにて平成24年度札幌医科大学入学式が行われました。当日は多くのご来賓の皆様にご多忙のところご出席いただきました。
今年度は、両学部、大学院両研究科、助産学専攻科合わせ総勢299名の新入生を迎えることとなりました。諸君の入学をお祝いし、大学をあげて歓迎いたします。
「ヒトのいのち」に直接携わる職業である医療人としての知識・技術・精神の下地をしっかりと学生時代に作り、本学の建学の精神の継承者として、新しい医学と医療、そして道民の健康を守るパイオニアとして、大きく羽ばたくことを期待しています。
助産学専攻科を開設しました
本学は今年度より、助産学専攻科を開設し、このたび第1期生を迎えました。
札幌医科大学助産学専攻科は、助産に関する高度な知識と優れた技術を教授し、その基盤となる助産学を探求するととともに、創造性に富み人間性豊かな助産師の育成を行い、北海道の母子保健の発展と充実に貢献することを目的としています。
これにより、優秀な助産師を道内に送り出し、新たな分野で本学の理念である地域医療への貢献をより一層実現できるものと大いに期待しております。学生諸君の活躍、教職員・関係者の皆様のご協力をよろしくお願いします。
本学と利尻富士町との間で連携協定を締結しました
3月26日、利尻富士町役場にて、札幌医科大学と利尻富士町の連携協定締結式が行われました。
昭和43年に同町に開設された医学部附属臨海医学研究施設は、水産廃棄物からの抗がん剤開発や地域住民の健康増進に向けた公開講座、本学学生の離島地域医療実習とさまざまな実績を挙げてきました。同施設は3月末をもって廃止となりましたが、こうした本学と地域とのつながりを今後も残し、住民の健康と福祉の向上並びに人間性豊かな医療人の育成に寄与することを目的とし、連携協定を締結する運びとなりました。
今後とも、地域と連携した取組を進めていきますので、教職員の皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いします。
新和グループ様に対し感謝状を贈呈しました
この感謝状は、新和グループ様が本学附属病院に車椅子22台並びにストレッチャー2台をご提供いただいたことに対し、本学としての感謝の意を表すためにお贈りしたものです。新和グループ様からは、昨年にも寄付金の寄贈、附属病院での患者様向けのコンサート開催など様々な形でご支援をいただいております。
いただいた車椅子、ストレッチャーは最新式で軽く、患者様や看護職員の負担軽減につながり、本学附属病院としてもより一層の患者サービスの向上に努めてまいります。
最後に
なお、季節柄まだまだ寒暖の差が大きい日もあります。体調管理にはくれぐれもお気を付けください。