循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座

当講座では各種循環器疾患および腎疾患に関連した領域全般にわたり、基礎研究から臨床研究、疫学研究にいたるまで、さまざまなアプローチによる幅広い研究を行っている。高血圧、虚血性心疾患、臨床心臓病学、循環器疫学の4つの研究グループにおいて、各当該領域内の研究のみならず、他グループとの共同研究や、さらには国内や海外の他の施設と緊密な協力体制により、数多くの業績をあげている。

Dept.of Internal Medicine(2)

Our department has been involved in studies on cardiovascular and renal diseases using current methodology of basic, clinical and epidemiological sciences. Although studies on hypertension, myocardial ischemia, clinical cardiology and cardiovascular epidemiology are conducted by separate research groups, many of the research projects involve inter-group collaboration as well as collaboration with investigators abroad.
  

スタッフ

教授 Professor
三浦哲嗣 Tetsuji Miura, M.D., Ph.D.,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
医学研究科地域医療人間総合医学発生分化・加齢制御医学循環腎機能病態学
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ : 虚血心筋細胞障害の分子機構, 心筋細胞死の抑制方法の開発, 虚血プレコンデイショニングの分子機構
研究活動と展望 : 虚血性心疾患に対して冠血流の維持という観点からの治療は近年大きく進歩したが、心筋細胞を直接的に保護することには十分な成果がみられていない。心筋は最も分化した細胞でありながら、外的ストレスに対して複数の細胞保護シグナルが作動し様々な適応を示す。そうした細胞保護機構において効果器として機能する分子としてconnexin-43とGSK-3betaに注目して解析を進めている。また細胞保護シグナルは糖尿病や高血圧といった病態によって障害を受けることを見出しており、その機序と修復の手段についても解析している。こうした研究の成果を虚血性心筋障害や心不全の治療に応用することをめざしている。


准教授 Associate Professor
橋本暁佳 Akiyoshi Hashimoto, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ : 虚血性心疾患, 心臓核医学, 心血管インターベンション
研究活動と展望 : 虚血性心疾患では、梗塞リスク領域内に、1. 壊死心筋、2. 虚血(または過去の虚血)により機能不全に陥っている心筋(冬眠心筋、気絶心筋)、3. 虚血はあるが正常機能を呈する心筋、そして、4. 生存心筋、が存在することが動物実験において証明されている。しかし、極めて単純化した条件によって作成された実験モデルとは異なり、臨床例においては上記の様々な病態が混在した状態にあると考えられる。発症時の環境、治療内容や開始時期、患者本人に依存する様々な背景など、様々な要素によって、病態は複雑化している。実験モデルによって得られた研究成果をそのまま臨床例に適応することの難しさは、日常臨床で絶えず実感するものである。これらの多様な状態にある心筋細胞を、臨床的に区別化することは病態の正確な把握だけでなく、治療法の適正な選択に関わる、極めて重要な問題と思われる。その正確な評価には、時には侵襲的な検査も必要とするが、それをコントロールとし、可能な限り非侵襲的な診断法を確立することが、今後の展望である。


准教授 Associate Professor
三木隆幸 Takayuki Miki, M.D.,Ph.D.
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ : 心筋虚血再灌流障害の分子機構と心筋保護、心不全の治療
研究活動と展望 : 虚血性心疾患に対する治療は近年大きく進歩したが、未だに心筋細胞を直接的に保護することには十分な成果がみられていない。また梗塞後慢性期においての心筋梗塞再発、心不全発症などが新たな問題となっている。一方、心筋には先行する短時間虚血がその後の虚血耐性の増強をもたらす内因性の保護作用(プレコンディショニング)があることが知られ、冠動脈疾患の症例においてもその存在が明らかとなってきた。このプレコンディショニングの機序として、複数のGi/Gq蛋白連関受容体の活性化が、Cキナーゼを介する細胞情報伝達機構を作動させ、ミトコンドリアKATPチャネルを開口させることが重要であることをこれまで明らかにしてきた。今後はプレコンデイショニング機構のさらなる解明により心筋保護、特に心不全に対する新たな治療の可能性を目指している。


講師 Assistant Professor
吉田英昭 Hideaki Yoshida,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ : 本態性高血圧の成因における降圧因子の検討. 末期腎不全患者と心血管系合併症の診断と治療.
研究活動と展望 : 高血圧の臓器障害発生機転について、レニン・アンジオテンシン系とカリクレイン・キニン系のかかわりを研究。 心腎連関について、臨床研究と基礎医学的検討を行っている。


講師 Assistant Professor
丹野雅也 Masaya Tanno, MD., PhD.
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
医学研究科地域医療人間総合医学発生分化・加齢制御医学循環腎機能病態学
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ : 心不全の分子生物学
研究活動と展望 : エピジェネティックな遺伝子発現調節による新しい心不全治療法の開発を目指す。


助教 Instructor
下重晋也 Shinya Shimoshige, M.D.
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ : 不整脈, カテーテルアブレーション
研究活動と展望 : 不整脈の臨床研究


助教 Instructor
古橋眞人 Masato Furuhashi,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ :
研究活動と展望 :


助教 Instructor
國分宣明 Nobuaki Kokubu,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ :
研究活動と展望 :


助教 Instructor
村中敦子 Atsuko Muranaka,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ :
研究活動と展望 :


助教 Instructor
石村周太郎 shutaro Ishimura,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ :
研究活動と展望 :


助教
神津英至 Hidemichi Kouzu,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 内科学第二講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Internal Medicine(2)
研究テーマ :
研究活動と展望 :