助産学専攻 在学生・修了生の声
在学生の背景
これまでに、様々な大学出身者が本学に入学しています。北海道内の大学出身者が8割以上を占めています。
主な出身大学
札幌医科大学/北海道大学/札幌市立大学/天使大学/北海道医療大学/旭川医科大学/名寄市立大学/北海道文教大学/日本赤十字北海道看護大学/北海道科学大学/札幌保健医療大学/青森県立保健大学/弘前大学/弘前学院大学/埼玉県立大学/北里大学/神奈川県立保健福祉大学/福井県立大学/静岡県立大学/豊橋創造大学/京都橘大学/関西医療大学/活水女子大学/名桜大学/国際基督教大学 他
修了生の進路
毎年、修了生の7~8割が、北海道内の医療機関に助産師として就職しています。
また、修了生の5割が、実習施設に就職しています。
就職先
【北海道内】
札幌医科大学附属病院/北海道大学病院/市立札幌病院/KKR札幌医療センター/天使病院/手稲渓仁会病院/JCHO北海道病院/札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル/NTT東日本札幌病院/札幌白石産科婦人科病院/勤医協札幌病院/札幌東豊病院/札幌徳洲会病院/カワカミウィメンズクリニック/江別市立病院/市立千歳市民病院/苫小牧市立病院/小樽協会病院/製鉄記念室蘭病院/函館五稜郭病院/函館中央病院/帯広厚生病院/帯広協会病院/釧路赤十字病院/網走厚生病院/北見赤十字病院/町立中標津病院/旭川医科大学病院/旭川厚生病院/留萌市立病院
【北海道外】
青森県立中央病院/レディスクリニック・セントセシリア/JA新潟厚生連長岡中央総合病院/東京歯科大学市川総合病院/千葉メディカルセンター/順天堂大学医学部附属浦安病院/さいたま赤十字病院/戸田中央産院/東京医科大学病院/東京女子医科大学病院/東京女子医科大学八千代医療センター/慈恵会医科大学附属病院/板橋中央総合病院/武蔵野赤十字病院/愛育病院/東邦大学大森病院/大森赤十字病院/虎の門病院/国立成育医療研究センター病院/日本赤十字社医療センター/国立国際医療研究センター病院/けいゆう病院/横浜みなと赤十字病院/横浜国際親善病院/横浜市立大学附属市民総合医療センター/新百合丘総合病院/京都市立病院/大阪市立総合医療センター/済生会兵庫県病院
在学生の声
神部 真咲札幌医科大学保健医療学部看護学科 出身

私は、女性にとって大きなライフイベントであり、生まれてくる赤ちゃんにとって人生のスタートラインとなる周産期に携わり、安心で満足のいく出産や家族の新たなステージへの一歩を支えたいと思い助産師を目指しました。
本学専攻科は、グループワークや演習が多く、学生が主体的に体験したり意見交換をしながら学習できる環境です。また、先生方と学生の距離が近く、些細なことでも質問や相談ができたりと、楽しみながら安心して学びを深められるところが魅力だと感じます。入学して印象的だったことは、産科救急時の対応のシミュレーション演習があったことです。産科は、常に急変と隣り合わせであり、いつ異常出血など産婦さんの生命の危機が訪れてもおかしくありません。急変の場面を想定したシミュレーション演習を通して、緊急時の判断やチームでの協働を体験でき、いざという時に思い出せるような経験になりました。
実習では、助産師の命に対する責任の重さに押しつぶされそうな時もありましたが、「辛い時に一緒にいてくれて心強かった」「神部さんのおかげで生まれてこれたんだよ」という産婦さんからの暖かい言葉に、命の誕生に寄り添える喜びを感じました。専攻科の1年は、講義や演習、実習と想像を遥かに超えるほど忙しくあっという間に過ぎていきますが、同じ目標に向かって頑張る同期や優しく丁寧に指導してくださる先生方に支えられ、非常に濃く充実した1年であると思います。受験生のみなさんも、ぜひ本学で助産師としての第一歩をスタートし、一緒に素敵な助産師を目指していけたら嬉しいです。
大谷 美優天使大学看護栄養学部看護学科 出身

私は高校生の頃に、妊娠や育児は幸せなことだけでなく、孤独や不安を抱えている方が多くいると知ったことをきっかけに、不安を抱える妊産褥婦にとって一番の相談相手となれるような助産師になりたいと考えました。
実習では、タイムリーに変化する分娩経過についていけず、必要な判断や処置が遅れてしまい、自分の未熟さに落ち込むことが多々ありました。分娩介助を経験するたびに、1つ課題を達成できたとしても、新しい課題が100個でてくるような感覚でした。しかし、分娩を受け持たせていただいた産婦さんの1人から、「大谷さんがいなかったらお産を乗り越えることはできなかったと思います。ずっとそばで優しく声をかけてくれて、腰をさすってくれて本当に助かりました。痛くて辛かったけど、同じくらい幸せな経験でした。」と涙を流しながら語っていただいたことがあり、自分が行ったケアは産婦さんにとって意味のあったことなのだと感じることができました。
助産学実習は、看護学実習の何倍も判断を求められ、何百倍も責任感や緊張を感じました。たくさん失敗したり、うまくいかないこともありましたが、同期や先生方のサポートの下、少しずつ成長することができたと思います。なによりも、実習で受け持たせていただいたご家族との関わりを通して、助産師になりたいという思いがより強くなりました。
これから入学する皆さんと、目標とする助産師になれるよう一緒に頑張れたら嬉しいです。
修了生の声
高田 彩未札幌医科大学附属病院 助産師

専攻科の一年は、講義に実習、研究、国家試験と大忙しでした。特に実習では、できない自分との対峙の連続で、苦しいこともありましたが、そんな時は信頼できる先生方と仲間の存在が心の支えとなり、楽しみながら学ぶことができました。本専攻科の特徴はグループワークが多いことだと思います。グループワークで自分と異なる考えや視点を学んだことが、今の自分のケア実践に活きていると感じます。
就職後はGCUに配属となり、早産、低出生体重児、医療的ケア児の退院支援をメインにケアを行っています。分娩介助はありませんが、専攻科で学んだ新生児学、周産期ハイリスクケアの知識が役に立っています。GCU所属の助産師の強みは、母体の病態や、心理といった分野に強いことだと感じ、今は、児だけでなく母親、家族に寄り添った退院支援ができる助産師を目指しています。
少子化、ハイリスク分娩の増加が進む今、助産師の働き方も多様化している時代です。助産師の力を活かして、一緒に頑張りましょう。
小野寺 涼乃JCHO北海道病院 助産師

専攻科での1年間は、私にとって夢であった助産師という職業をより深く学び、目標とする助産師像を描くことのできた1年です。コロナ禍で授業や実習に制限はありましたが、教員の工夫もありとても充実した学びの得られる毎日でした。忙しい日々ではありましたが、優しい同期と先生方のおかげで乗り越えることができたと思います。仲間たちの学びの姿勢や環境に刺激を受け、とても楽しかったです。
命を護る責任や、緊張感に負けてしまいそうになるとき、ふと専攻科での授業を思い出します。実習での仲間との努力の思い出、初めて分娩台の前に立ったときの気持ち、その全てが私が今「頑張ろう」と思える活力になっています。
コロナ禍で面会や立ち会い出産に制限のある中、助産師の存在は患者さんにとってさらに大きなものになっていると感じます。皆さんと一緒に素敵な助産師を目指していけたら嬉しいです。