就労支援の取り組み
呼吸器外科
現在呼吸器外科大学スタッフ枠は4名で、全員が男性で大学での診療や研究に従事しております。研修医が10名(後期7、初期3)おり、そのうち1名が女性となっております。札幌医科大学呼吸器外科は2013年科として独立しました。まだ日が浅いため地方の関連病院を含めて人員に余裕がなく、優秀な若手外科医を育成し活躍していただくことが急務と考え、早期からの外科症例経験、臨牀研究経験を促進しております。
現在教室に所属する女性医師は、家庭を持たれ地方での勤務を継続しています。配偶者も他領域の外科医ですが、所属教室間で派遣先を協議することで夫妻が勤務する医療圏を同一とすることを実現しました。
外科に興味はありつつも女性ということで外科医への道をあきらめる人も多いようですが、呼吸器外科は自分のスキルで患者さんの病巣を直接切除し快癒させることができる喜びが大きく大変やりがいのある仕事です。困難は少なくないかもしれませんが、少人数教室ならではの柔軟さを生かして、個別の家族の事情などにも可能な限り配慮し優秀な女性外科医の活躍を支援していきたいと考えております。