アレルギー・免疫

免疫アレルギー専門外来では、花粉症・アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患や、耳鼻咽喉科領域の免疫疾患に対する専門診療を行なっています。大学病院という専門性を生かして、他の診療科と連携しての検査・治療を積極的に行なっています。また病態解明のために、基礎研究、臨床研究にも力を入れており、新たな診断・治療法の確立を目指しながら、診療にあたっております。

※当科は日本アレルギー学会アレルギー専門医教育研修施設(正施設)です。

アレルギー疾患

アレルギー性鼻炎 (花粉症を含む)、口腔アレルギー症候群など
アレルギー性鼻炎の治療として従来の内服・点鼻薬による治療に加え、レーザーによる外来手術、近年注目されているアレルゲン舌下免疫療法生物学的製剤を積極的に導入しています。アレルギー疾患は鼻だけにとどまらず、呼吸器・眼・皮膚・消化器など全身に症状が出る可能性のある疾患です。当科では必要に応じて各専門科と連携し、総合的かつ最新のアレルギー疾患の治療を目指しています。

免疫疾患

IgG4RD
IgG4関連涙腺・唾液腺炎
IgG4関連疾患扁桃病巣感染症 (掌蹠膿疱症 (しょうせきのうほうしょう)、IgA腎症胸肋鎖骨過形成症など)、自己免疫疾患 (シェーグレン症候群、ANCA関連血管炎等) など
当科はこれまでに100例以上のIgG4関連疾患の患者さんの検査・治療実績を有しており、IgG4関連疾患における日本のフロントランナーである当院の免疫・リウマチ内科と連携して検査・治療を行なっています。また、扁桃病巣感染症に対する口蓋扁桃摘出術を積極的に行なっており、掌蹠膿疱症に関しては皮膚科と、IgA腎症では腎臓内科や小児科と連携して診療しています。