令和5年度(2023年度)歯科医師臨床研修プログラム
プログラムの名称
札幌医科大学附属病院管理型歯科医師臨床研修プログラム
研修プログラムの目的と特徴
歯科医師としての人格を養い、患者中心の全人的医療を理解し、すべての歯科医師に求められる基本的な診療能力(態度、技能および知識)を身につけ、頻度の高い疾患や病態およびプライマリ・ケアに対応できる歯科医師を育成するための初期研修を行い、生涯研修の第一歩とすることを目的としています。
この目的を達成するため、特に医学部における歯科口腔外科としての具備すべき基本的な診療能力の習得のほか、口腔疾患と全身疾患との関連性を考慮した診断や治療が行える歯科医師の研修ができるように配慮したプログラムです。
研修方式
札幌医科大学附属病院を管理型臨床研修施設とし、当院と外部の協力型臨床研修施設等で研修を行う方式です。
研修内容及び期間割
歯科医師が患者の立場に立った歯科医療を実践できるようになるために、基本的な歯科医療に必要な専門知識と臨床能力を身につけます。口腔外科治療については多岐にわたる疾患を理解できるように適切な診断と知識、態度、技能を習得し、それらをもとに医療連携やコ・メディカルスタッフとの連携にも役立てます。また、当院と臨床研修施設において研修し専門的な歯科診療に触れることができます。
必修項目
医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、歯科診療で頻繁に遭遇する疾患や病態に適切に対応できる力を身につけます。
A.歯科医師としての基本的価値観(プロフェッショナリズム)
A-1.社会的使命と公衆衛生への寄与
A-2.利他的な態度
A-3.人間性の尊重
A-4.自らを高める姿勢
B.資質・能力
B-1.医学・医療における倫理性
B-2.歯科医療の質と安全の管理
B-3.医学知識と問題対応能力
B-4.診療技能と患者ケア
B-5.コミュニケーション能力
B-6.チーム医療の実践
B-7.社会における歯科医療の実践
B-8.科学的探究
B-9.生涯にわたって共に学ぶ姿勢
C.基本的診療業務
- 基本的診療能力等
C-1-1.基本的診察・検査・診断・診療計画
C-1-2.基本的臨床技能等
C-1-3.患者管理
C-1-4.患者の状態に応じた歯科医療の提供
- 歯科医療に関連する連携と制度の理解等
C-2-1.歯科専門職間の連携
C-2-2.多職種連携、地域医療
C-2-3.地域保健
C-2-4.歯科医療提供に関連する制度の理解
研修期間割
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