先輩からのメッセージ
先輩からのメッセージ(令和4年度)
甲田 英暁(令和4年度修了 愛知医科大学卒)
私は初期研修をBプログラムにしました。その理由は単純なもので、他大学出身かつ道外出身のため、最も人数の多いパターンで研修をするためです。共通項を少しでも多く持つこと、そして市中病院でも大学病院でも知己の先生を増やすこと、これらのことは札幌医科大学の講座に所属して働いていこうと思っていた私にとって非常に重要なことでした。実際のところ、市中病院でも大学病院でも先生方やスタッフの皆さん、そして似たような経験を他施設で積んできた同期達に囲まれ、学習面、手技的な経験面だけでなく、人脈の面でも3年目以降に繋がる研修ができたと思います。こんな特殊な経歴の私の事もおおらかに受け入れてくれた札幌医科大学の皆さんには感謝しています。私の様に新たな環境に挑戦するみなさんは、当院のように自分の名前を呼んでくれる職場で働くことをおすすめします。この場所なら、縁故がなくても十分活躍する機会が得られるので、挑戦するのに十分な環境かと思います。
増田 寛也(令和4年度修了 自治医科大学卒)
私は自治医科大学卒業後、大学病院と市中病院で研修する「たすきがけ」研修を行いました。1年目、大学病院の高度救命救急センターで4ヶ月研修し、重症COVID-19患者さんに対するECMO管理など重症管理を学び、その研修を通して、医師に必要とされる様々な手技を学ぶことができました。2年目の市立函館病院では、1~3次救急や急患対応など大学病院とは異なる疾患群とより多くの症例数を経験し、更に学びが深まりました。大学には指導医が多数いらっしゃるため、学びたいことを明確にして、自分の知識として吸収できる環境です。そのため研修医のやる気次第で学びの幅は広がると感じます。私のように道外や他大学出身の先生も多数いますので、不安にならず、札幌医大での研修を考えてみてはいかがでしょうか。楽しい研修生活になることを祈っています。
先輩からのメッセージ(令和3年度)
米澤 映里(令和3年度修了 徳島大学卒)
私は、札幌医大のAコースで研修を行いました。1年目に札幌医大、2年目に市中病院で研修を行うコースであり、2年目はNTT病院で小児科研修を行いたかったため、NTT病院を選択しました。
Aコースの利点として挙げられるのは、自由選択の期間が多い2年目に希望した市中病院での研修が可能であることです。多くの研修病院では、1年目に必修科を選択しなければいけないという規定があります。そのため、1年目は自由選択の期間がほぼないことが多く、Bコースでは市中病院で希望科を長期間まわるということが難しいかと思います。その点で、Aコースは私のような「この市中病院でこの科の研修を長めに行いたい」という希望を叶えることができ、同じような希望のある方にはお勧めです。
上記のように述べましたが、他のコースにもそれぞれ利点があると思うので、自分の希望に合わせて選択し、ぜひ札幌医大で楽しい研修を行ってください!
惠良田 健人(令和3年度修了 札幌医科大学卒)
私は1年目に市中病院でcommon disease,地域に根ざした医療について学び,2年目の大学病院では一つ一つの症例について深く掘り下げるアセスメントを学びました.医師として働く上では,いわゆる“症例のシャワー”のごとくたくさんの経験をこなすこと,目の前の症例を隅から隅まで目を凝らして診療することのどちらも必要だと思います.初期臨床研修医という,医師として伸び代しかない時期にどちらの経験もできるという意味で,大学病院と市中病院で研修できたのは自分にとって大きなプラスであったと思います.
ある時,市中病院で慣れてきた内服薬の処方に対して,大学病院でその必要性,根拠を問われました.明確な根拠がないことに自分でも気がつき,自分の診療の危うさを実感することとなりました.大きな学びであったと思います.ぜひ,市中病院,大学病院で幅広く経験を積み,間口の広い医師になるために共に頑張りましょう.
遠藤 綾(令和3年度修了 札幌医科大学卒)
私は初期臨床研修を大学のBプログラムで行うことを決め、もうすぐその研修も終えようとしています。1年目は市中病院で必修科を中心に研修し、2年目は大学で志望科を中心に研修をしました。大学病院の研修は自身のニーズに合わせて自由にローテーションが組めるところが強みだと思います。2年前の自分は右も左も分からない状態でしたが、現在は仕事をしながら専門知識も少しずつ身につけ、3年目への準備をしている最中です。大変なことはありますが、担当患者さんを受け持ち、病棟での対応なども行い、責任を感じながらも充実した日々を過ごしています。指導の先生方のしっかりとしたバックアップもあり、いつでも相談できる環境が整っています。ぜひ1度札幌医科大学での研修を考えてみてください。
小野寺 優奈(令和3年度修了 札幌医科大学卒)
研修医生活の中で、わたしが最も頭を悩ませ時間を費やしたのは入局先についてでした。学生時代には全く興味のなかった科も、実際に自分がローテートして患者さんを診察するようになると、とても理解が深まって一気に楽しくなるということが多かったので、1年目が終わるときにはもともと興味のあった科も含めて3つほど候補にあがりました。そのため2年目のローテートは主に進路選択に費やしました。今後も医者人生は長く続くであろうと考えると、興味のある分野でなければならないのは絶対ですが、指導体制がどうなっているのか、数年後の自分はどのように働いているのかなど、実際に働いてみてから気になることが多かったので、そういうことも加味して入局先を決定しました。市中病院と大学病院の両方で色々な先生方の働き方を見て実際に想像しやすくてとても参考になったので、進路に悩んでいる方はそういうことも参考にしてみたらよいと思います。有意義な研修生活を送ってください。
研修医インタビュー(令和3年度)
大山 和紗 研修医(研修医2年次、出身校:札幌医科大学)
齋藤 晋平 研修医(研修医2年次、出身校:札幌医科大学)
増田 寛也 研修医(研修医1年次、出身校:自治医科大学)