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腫瘍内科 中村元先生の論文が英文雑誌(Frontiers in Immunology)に掲載されました。

腫瘍内科 中村元先生の論文が英文雑誌(Frontiers in Immunology)に掲載されました。

ニボルマブ+イピリムマブ療法施行中に免疫関連有害事象 (irAE) として尋常性天疱瘡 (PV) を発症した食道癌症例の診断から治療について報告いたしました。irAE PVの報告例はわずか3例のみで、極めて稀です。本症例で再確認できた点は、免疫チェックポイント阻害剤投与後に出現した皮膚病変の診断・治療には皮膚科専門医との連携が欠かせないということです。適切なirAE治療は、患者さまのQOLならびに予後を改善することができます。あらためて本症例の皮膚病変の診断・治療を行っていただき、論文執筆にもご協力いただきました皮膚科の塩野谷愛香先生、宇原久教授にお礼申し上げます。最後に、いつもご指導いただいている高田弘一先生に感謝申し上げます。

腫瘍内科学講座
中村元

Pemphigus vulgaris as an immune-related adverse event in recurrent metastatic esophageal squamous cell carcinoma treated with ipilimumab plus nivolumab: a case report and literature review外部サイト