札幌医科大学附属病院 薬剤部

保険薬局の方へ

ICIシールについて

免疫チェックポイント阻害薬投与患者さんに対するICIシールについて

 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を使用した治療は、複数の疾患において、その頻度が増えています。外来通院治療においても多く行われており、保険薬局さんへの情報共有とともに免疫関連有害事象(irAE)の管理を病院と一緒に取り組む必要性がでて参りました。

 irAEの特徴として、発現時期は予測困難であることや、全身性に発現する点があります。またICI終了後にもirAEが発現する例が報告されています。

 今般、ICI治療中の患者だけでなく、治療後の患者についてもフォローしていければと考え、“ICIシール”を作成させて頂きました。

使い方

ICI開始時、治療中の患者さんのお薬手帳にICIシールを病院で貼付します。具体的な連携内容、モニタリングについては今後合同勉強会などをつうじて情報共有させて頂きます。必要に応じて、トレーシングレポートを用いて、患者さんより聴取した内容をご報告いただくようお願い致します。よろしくお願い申し上げます。

シールを貼付するICIに該当する医薬品(2021.2月現在)

ニボルマブ(オプジーボ),ペムブロリズマブ(キイトルーダ),アベルマブ(バベンチオ),アテゾリズマブ(テセントリク),イピイリムマブ(ヤーボイ),デュルバルマブ(イミフィンジ)

 

治療中の患者さん用ICIシール

治療中の患者さん用ICIシール

治療が終了した患者さん用ICIシール

治療が終了した患者さん用ICIシール

札幌医科大学附属病院
腫瘍診療センター化学療法管理室、薬剤部

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