保険薬局の方へ
「抗凝固薬」シールの貼付について
当院では、抗凝固薬を服用されている患者さんの安全確保のため、お薬手帳への「抗凝固薬」シールの貼付を開始しました。この取り組みは、脳梗塞や心筋梗塞、肺血栓塞栓症の予防に不可欠な抗凝固療法を、患者さんがより安心して継続できるよう、多職種連携を強化することを目的としています。
シールの意義
患者さんの服薬意識の向上: 自己判断による服薬の中断や服薬忘れは、血栓形成リスクを高め、血栓塞栓症の発症や再発を招く可能性があります。お薬手帳にシールを貼り視認性を高めることで、患者さんご自身の服薬に対する意識を高めていただくことを目指します。
情報共有の強化: 緊急時や手術など、迅速な対応が求められる場面において、医療従事者が一目で抗凝固薬の服用状況を把握できます。また、入退院や転院などの場面において、抗凝固薬の情報が見落とされ、必要な処方が漏れてしまうリスクを回避できます。
運用方法
抗凝固薬による治療を開始された患者さん、または現在治療中の患者さんのお薬手帳にシールを貼付します。
シールを貼付する医薬品(2025年8月現在)
ワーファリン(ワルファリンカリウム)、イグザレルト(リバーロキサバン)、エリキュース(アピキサバン)、リクシアナ(エドキサバン)、プラザキサ(ダビガトラン)