腫瘍内科 大沼啓之講師の執筆した論文が Journal of Cancer Research and Clinical Oncology 誌に掲載されました
腫瘍内科 大沼啓之講師の執筆した論文が Journal of Cancer Research and Clinical Oncology 誌に掲載されました
腫瘍内科大沼啓之先生の執筆した論文が英文雑誌(Journal of Cancer Research and Clinical Oncology 誌)に掲載されました。
大沼先生からのコメントです。
「切除不能進行再発胃癌に対して,当科臨床試験レジメンであるドセタキセル,シスプラチン,S-1の3剤併用療法を行い,治療が奏効し根治切除可能となった方に対する手術 (コンバージョン手術)の有用性を検討した論文です.既報では手術例と非手術例の背景因子の不均一性が大きく(非手術例では元々全身状態不良な方が多いなど),生存解析におけるバイアスが問題となっていましたが,本解析では既知の予後因子を均一化する傾向スコアマッチング法を用いてバイアスの低減を試みました.結果,マッチングコーホート間においてもコンバージョン手術は強力な予後良好因子として抽出されました.極めて予後不良で治癒の見込みがほとんどないStage IV胃癌に対する有望な治療戦略として今後も臨床開発を続けたいと考えております.ご協力頂いた当科および関連施設の先生方に心より御礼申し上げます.」
大沼先生、おめでとうございます。
大沼先生からのコメントです。
「切除不能進行再発胃癌に対して,当科臨床試験レジメンであるドセタキセル,シスプラチン,S-1の3剤併用療法を行い,治療が奏効し根治切除可能となった方に対する手術 (コンバージョン手術)の有用性を検討した論文です.既報では手術例と非手術例の背景因子の不均一性が大きく(非手術例では元々全身状態不良な方が多いなど),生存解析におけるバイアスが問題となっていましたが,本解析では既知の予後因子を均一化する傾向スコアマッチング法を用いてバイアスの低減を試みました.結果,マッチングコーホート間においてもコンバージョン手術は強力な予後良好因子として抽出されました.極めて予後不良で治癒の見込みがほとんどないStage IV胃癌に対する有望な治療戦略として今後も臨床開発を続けたいと考えております.ご協力頂いた当科および関連施設の先生方に心より御礼申し上げます.」
大沼先生、おめでとうございます。